オリモノは下着を汚してしまう、不快感がするなど、オリモノを嫌だと感じる方も少なくないと思います。ただ、このオリモノは女性にとってとても大切な役割を果たしてくれています。いつも気にしていると、 生理前 になると オリモノ が 少ない 方も多いでしょう。
では、なぜオリモノの量に変化があるのでしょうか。
生理前にオリモノが少ない!これって異常?
オリモノの役目は?
オリモノは子宮などから分泌されたものと古い組織から剥がれたものが混ざっている状態のものをいいます。
オリモノの役目には妊娠の手助けや細菌が外部から入ってこないための自浄作用です。オリモノの量や質感には、個人差があるといわれています。量の多い方もいれば、少ない方もいます。ただ、多くの方が生理の前に量が減ると感じています。
なぜ、このような報告があるのかというと、オリモノの分泌は女性ホルモンの変化と関係しているためです。
生理には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つのホルモンが関係しているのですが、卵胞ホルモンの分泌が増える卵胞期から排卵期にかけてオリモノの量が増えていきます。
反対に、黄体ホルモンの分泌量が増える黄体期にオリモノが減っていくというサイクルが一般的にいわれています。
生理前にオリモノが少ない!
一般的なサイクルでは、生理前にはオリモノの量が減るといわれています。これはさきほど説明した女性ホルモンの分泌と関係しています。
ただし、オリモノの量などは個人差がありますので、生理前にも量が増えるといった方もみられます。
生理前以外にオリモノが減る理由
オリモノはホルモン分泌の関係で量が減る場合以外に、年齢に関係して減っていく場合があります。20代から30代では最も分泌が多くなりますが、30代を超えたところから分泌量が減っていきます。徐々に減っていくと、女性の身体は閉経を迎えます。
それから数年たつと、オリモノの量はさらに少なくなっていくといわれています。
また、卵胞ホルモンは、ストレスの原因を受けやすいので、ストレスを多く感じるとオリモノが減りやすくなっていきます。
オリモノが少ない場合の注意点
オリモノの量や質感に関しては、個人差があるため、ただオリモノの量が少ないからといって病気の可能性があるというケースは少ないといわれています。
ただ、オリモノの量が少ない場合には不妊になってしまう可能性があります。しかし、量が少ないことが必ず不妊の原因になるとは限らないので、量が少ないうえに不妊が気になる方は産婦人科で検査してもらうことが大切です。
オリモノの量が少ないと妊娠している!?
“妊娠するとオリモノの量が減った”という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。しかし、これはあくまで個人の感想であり、医学的根拠はないとされています。
実際には、妊娠するとホルモンの分泌にあわせてオリモノの量が維持されます。これは、身体がお腹の中に赤ちゃんがいると気づくと、赤ちゃんを細菌などから守ろうとするためです。
つまり、本来の周期であれば、オリモノが減るはずのところが、量が減らない、反対に増えるといったことがあれば、妊娠している可能性があります。
オリモノがいつもと違う!そんな時は
オリモノがいつもと違い、量が多すぎる、反対に量がすくなすぎる、量がほとんどなくなるなどの異常を感じた場合は病気の可能性や、感染に注意が必要です。
オリモノの量が多い場合には病気に感染している可能性があります。症状が悪化しないように、早めに病院を受診しましょう。
また、量が少ない場合には、オリモノを分泌する機能が低下している可能性があります。この場合にも、早めに病院の受診をおすすめします。
詳しく調べてみると、女性の身体にとってとても重要な働きをしてくれるオリモノですが、身体に危険が近づいているというサインも発してくれるので、できるだけこまめにチェックをしていち早く身体の危険を察知しましょう。
まとめ
生理前にオリモノが少ない!これって異常?
オリモノの役目は?
生理前にオリモノが少ない!
生理前以外にオリモノが減る理由
オリモノが少ない場合の注意点
オリモノの量が少ないと妊娠している!?
オリモノがいつもと違う!そんな時は