生理前の肌荒れで悩んでいる女性は多くいるでしょう。生理が来るまでどんなに肌の状態が良好としても生理前になると乾燥したり、ニキビが出来たり、肌がつっぱったりと肌のトラブルが増加しやすくなります。今回はそんな 生理前 の 肌荒れ の原因と対策を説明します。
生理前の肌荒れの原因と対策
生理前の肌荒れの原因
生理前の肌荒れの原因にはホルモンの影響が考えられます。女性には「プロゲステロン」という黄体ホルモンと、卵胞ホルモンがあり、生理が始まる1週間前から10日にかけては特に「プロゲステロン」の分泌が増加します。
このプロゲステロンは女性の体が妊娠しやすいように子宮内のバランスを整えてくれる大事な働きをしますが、一方で皮脂を増加させる働きもあるので、毛穴に皮脂が詰まってしまいニキビや肌荒れが起きるのです。
また、生理前はホルモンのバランスも乱れやすいことから肌荒れにつながりやすいです。
生理前の肌荒れの症状
生理前の肌荒れの症状は1つではなく、他にもあるので紹介します。1つ目は、黄体ホルモンの増加で肌の皮脂が増加え、脂っぽくなりニキビや吹き出物が増加することです。
2つ目は、肌荒れから守る機能が低下する為に、敏感肌や紫外線の影響を受けやすくなることです。紫外線の影響を受けやすい持期に対策をとらないとくすみやシミが増加する原因にもつながります。
3つ目は、月経前症候群の不調からストレスで肌の調子が悪化することです。4つ目は、むくみで血行が悪くなり、肌がくすんでしまうことです。
生理前の肌荒れの症状は以上のように複数あることから、肌荒れ対策も複数しなければいけません。
生理前の肌荒れ、食生活対策
生理前の肌荒れにはビタミンやミネラルが多く含まれているものを食べると良いでしょう。ビタミンの中でも特にビタミン6が肌荒れに最も効果的だといわれていてマグロ、バナナ、青魚等に多く含まれているので積極的に取り入れるようにしましょう。
また、女性ホルモンをつくるのに良質なコレステロールは大いに役立ってくれます。良質なコレステロールが多く含まれているのは亜麻仁油等です。こちらの食品は意識して摂取すると良いといわれていますが、逆に摂取を控えたほうが良い物もあるので説明します。
まずはカフェインの多い、珈琲や紅茶です。カフェインが多い物は血管を縮めて体を冷やす働きがあるのでホルモンバランスが崩れる原因となりますので生理前は摂取を控えるようにしましょう。また、脂っこい食べ物やお菓子等の糖分の多い食品、お酒やタバコも摂取を控えるようにしましょう。
嗜好品は皮脂の詰まりを悪化させるだけではなく、血流も悪くするので肌荒れの他、むくみやくすみの原因にもなります。生理の10日前くらいから摂取を控えると良いでしょう。
肌荒れ対策に漢方薬や薬
食生活を意識しても中には肌荒れが治らない方もいるでしょう。そんな時は漢方薬や薬も効果的だといわれています。漢方薬で肌荒れに効果が高いといわれるのは、桂枝茯苓丸で、ハトムギが含まれているので肌荒れの他に冷えにも効果が高いそうです。
他にも当帰芍薬散もあり、こちらは細くて体力がなく冷え性の女性に合っているそうです。漢方薬はこのように体型や体力の問題を考慮して漢方薬を処方されるので、薬局や病院で必ず相談しましょう。
薬では肌荒れに低用量ピルが効果的だといわれています。低用量ピルは体が慣れるまでむかつき等の副作用もあり大変ですが、慣れてくると生理前症候群のイライラやストレス、肌荒れも防ぐ事ができます。
ただし低用量ピルは避妊薬でもあり、定期的に病院へも通わなければいけないので婦人科で必ず相談しましょう。
生理前の肌荒れには保湿が重要
生理前には皮脂が分泌されやすくなるので余分な皮脂を除くことが重要です。洗顔をしっかりとし、泡を洗い流すことを徹底しましょう。洗い残しは皮脂詰まりの原因です。また、化粧水や乳液をたっぷりとつけ、丁寧にスキンケアをすることで角質をやわらげ、毛穴の詰まりを防ぐ事ができます。
この他にも睡眠を十分にとり、生活習慣を正すことも生理前の肌荒れには効果的といえます。肌荒れ対策をしっかりと行い、肌トラブルを防ぎましょう。
まとめ
生理前の肌荒れの原因と対策
生理前の肌荒れの原因
生理前の肌荒れの症状
生理前の肌荒れ、食生活対策
肌荒れ対策に漢方薬や薬
生理前の肌荒れには保湿が重要