生理不順 で悩む女性は沢山います。毎月来るはずの生理がこなかったり、二回来てしまったり、来たと思ったらすぐに終わってしまったり、このままではいけないと思いつつも放っておきがちな生理不順、実は深刻な原因があるケースもあるんです。ここでしっかり原因を探していきましょう。
生理不順はどうしておこるの?
しっかり改善して妊娠力をあげよう
正常な生理とは
毎月ある、子宮からの正常な出血と定義つけられています。排卵から二週間たっても受精に至らない、または受精したが着床に至らない場合、妊娠に向けて厚くなっていた子宮内膜がいったん捨てられます。せっかく用意していた赤ちゃん用の布団を使えなかったために捨ててしまうということです。その際出血が伴います。その後、子宮はまた次のチャンスに備えて新しい子宮内膜を準備します。
10代から30代までの妊娠適齢期の女性であれば、25日~38日くらいが正常な生理の周期と言われ、生理周期が24日以内、もしくは39日以上の場合は生理不順と言われています。しかし、40代に入ると生理の周期は乱れがちになり、60日に一回、20日に一回など長くなったり短くなったりします。そして45歳以上の場合、生理周期が長くなっていくということは、いよいよ閉経に向かっている時期だと考えられます。
また、母乳育児をされている場合、生理はなかなか来ないでしょう。これは母乳をストップさせれば徐々に生理が落ち着いてやってきますので心配はいりません。
生理不順の原因と妊娠に与える影響
では一体なぜ生理不順になってしまうのでしょう、おおまかな原因は脳、卵巣、子宮のうちどこか一つに障害があったり、ストレスが多い、急な体重の減少、乱れた食生活などさまざまな理由があげられます。そしてそれは妊娠にどんな影響を与えるのでしょう。細かく順番に見ていきます。
- 子宮が硬いということ
生理は子宮内膜に十分な厚みを持って、正常に働いているからこそおこる現象です。しかし日頃の運動不足やストレスなどで子宮が硬くなってしまって上手く機能していない場合、本来剥がれ落ちるはずの子宮内膜がなく、生理は来ません。またほんの少しで終わってしまいます。 - 無排卵月経
生理に出血はきちんとあるけれども排卵をしていないと言う場合。基礎体温をつけると二層に分かれることなく、高温期と低温期の差が出ません。 - 無理なダイエット、拒食など人為的なもの
体重減少によるストレスが女性ホルモンを減らす原因となって正常な体の機能を奪ってしまいます。
これらの原因で生理不順が引き起こされると、受精や赤ちゃんを育てるための子宮内膜がベストな状態ではないということです。そんな状態ではたとえ受精できたとしても、子宮内膜への着床はうまくいかず、不妊になってしまいます。また、子宮の働きが悪ければ、子宮自体が小さくなってしまうケースもあるのです。
生理不順だけど生理は来ているからと安易に考えず、きちんと 改善 していかなければ不妊という大きな問題を抱えることになってしまうのです。
そればかりか生理不順は「疲れやすい」「不眠症」「情緒不安定」「冷え性」などの症状を引き起こします。
改善方法
大きな問題になる前に、早期改善しておきましょう。生理不順と聞くとピルを飲めばいいと思われるかもしれませんが、ピルは強制的に生理をコントロールしているだけに過ぎません。長く使用すれば自分の力で子宮を動かすことが出来なくなり、悪化の一途をたどってしまいます。ここではなるべくリスクを減らし、自然に解決できる方法を紹介していきます。
- 体を動かして子宮周りを柔らかくしておく。特に骨盤周りを柔軟にしておく
- 腹式呼吸をすることで、ストレス発散をし血流をよくする
- 質のいい睡眠をしっかりとる、ホルモンは夜の間につくられるからです
- 血液をさらさらにする食事をする、水分をしっかり取る
- 体を冷やさないこと
- 過度なダイエットをして栄養不足にならないように気をつける
長期で生理不順が続いている場合は、適切な医師の指導の下、ホルモン療法やビタミン療法などの治療を受けることをお勧めします。
生理がこなければ楽だからと、生理不順を安易に考えている女性は少なくありません。しかしそれは不妊という大きなリスクを背負っているのです。基本は生活習慣の見直しです。生活のリズムを整えて、健康で艶のある女性の体を手に入れましょう。
まとめ
生理不順はどうしておこるの?しっかり改善して妊娠力をあげよう
正常な生理とは
生理不順の原因と妊娠に与える影響
改善方法