生理中に生理痛に悩まされている女性は多いです。生理痛とは腹部または下腹部の痛みだけだと思っていませんか?
生理 中になぜか腰痛があらわれるという女性もたくさんいます。 腰痛 の 原因 はなにが考えられるでしょうか。原因を考えることで解決策がみえてくることもあります。
生理中の腰痛が辛い…原因を解明しよう!
生理痛とは?
妊娠していなければ約一か月に一度やってくる生理、これは子宮内膜が剥がれ落ち経血として体外に排出されることです。この生理で痛みを感じることがあります。その痛みこそが生理痛です。
生理痛の程度や痛む箇所には個人差があります。一般的に生理痛としてあげられるのが腹痛や下腹部痛です。しかしその他にも腰痛、頭痛、めまい、吐き気、便秘、肌荒れ、眠気、不眠、イライラ、無気力など体の症状のみならず精神的な症状もあげられます。
痛みの度合いもさまざまで、全く痛みを感じない人、違和感を感じる程度の人、起き上がれないほどで学業や仕事に支障をきたすほどの痛みを感じる人がいます。
腰痛が辛い!考えられる原因
生理痛として腰痛をあげる女性は決して少数派ではありません。腰痛が起こる原因を考えてみましょう。
血行不良
体が冷えると血流が悪くなります。それにより子宮機能が低下し生理痛を強く感じやすくなってしまいます。クーラーによる冷やし過ぎ、薄着や体を締め付ける服装、冷たい食べ物、低体温など血行不良になる原因はたくさんあります。
骨盤の歪み
長時間同じ姿勢でいることはありませんか?足を組んでいたり、鞄を持つ手はいつも同じだったり、寝る向きが同じだったり、このような人は骨盤が歪んでいる可能性が高いです。骨盤が歪んでいると血流が悪くなります。
女性の身体は生理中に経血をスムーズに体外へ排出できるよう生理前に骨盤が開いてくるようになっています。その骨盤の開きに大きく関わっているホルモンが「リラキシン」というホルモンです。
リラキシンは卵巣ホルモンの一つで骨盤の関節や靭帯を緩める働きをし、生理前に多く分泌されます。このリラキシンにより骨盤が不安定な状態となり、体を支えるために骨盤周辺の筋肉に負担がかかってくることで腰痛となってしまうのです。
ホルモンバランスの変化
子宮内膜から分泌されるホルモンに「プロスタグランジン」というものがあります。このホルモンは生理中に分泌され、子宮収縮をさせ経血を体外に排出してくれる働きをします。このプロスタグランジンの分泌量が多すぎると子宮収縮が強くなり痛みが増してしまいます。
病気が潜んでいる可能性がある
あなたは生理のたびに生理痛が悪化していると感じますか?その生理痛は痛み止めの薬が必要なほど強く痛みますか?その生理痛は痛み止めを服用しても効果がないほど強い痛みですか?これらの問いに「はい」と当てはまる人はただの生理痛ではないかもしれません。
生理痛がひどい人の中には子宮内膜症や子宮筋腫という病気が潜んでいる可能性があります。生理のたびに進行し痛みが悪化、日常生活もままならないほどであれば婦人科を受診しましょう。
早めの受診で痛みをコントロール
生理のたびに痛みが悪化、日常生活に支障をきたすようであればすぐにでも婦人科を受診するべきですが、そこまでではないという人も痛みが長く続いているようであれば一度婦人科で医師に相談することをお勧めします。
痛みの感じ方は人それぞれです。もしかしたら自分は我慢できる痛みでも病気になっているかもしれません。子宮内膜症や子宮筋腫を放っておくと不妊症や卵巣がんになるリスクが高くなってしまいます。
「ただの生理痛だから…」と市販薬や漢方薬で我慢するのではなく医師に相談して自分体の症状に合った薬を処方してもらいましょう。そうすることで痛みを上手くコントロールできるかもしれません。
まとめ
生理中の腰痛が辛い…原因を解明しよう!
生理痛とは?
腰痛が辛い!考えられる原因
早めの受診で痛みをコントロール