女性の身体は妊娠するといくつかのサインを送ります。まだお腹もいつもと同じ大きさで、体調の変化が妊娠のサインだと気付かないかもしれませんが、早めに妊娠に気付くことで、身体への負担を軽減したり、生活スタイルを見直したりすることができます。
一番わかりやすいサインは、 生理 が止まることです。他にも色々なサインがあり、その症状は人によって様々で、結局何のサインも感じることができなかったという人もいます。 妊娠 の可能性がある場合は、身体の変化に敏感に反応できるよう普段から気にかけておくことが大切です。
生理でわかる妊娠のサイン
妊娠のメカニズム
生理は排卵後、子宮内膜に着床がなかった場合に、必要がなくなった卵子と子宮内膜を排出するためにおこります。排卵は約1か月の周期でおこなわれるので、生理も1か月ごとにあり、排卵と排出を繰り返しているのです。
ところが、排卵された卵子が排出される前に受精すると子宮は受精卵を守るために排出を止めてしまいます。そして子宮内膜は受精卵が居心地のよい場所になるようにどんどん増えていきます。これが妊娠すると生理が止まる仕組みです。
生理の周期がきちんと定期的にある場合は、生理の予定日が10日~2週間遅れていると妊娠の可能性があります。
生理不順の場合は生理の遅れで妊娠を予測するのは難しいですが、生理前のPMS(月経前症候群)の症状が1か月以上続いているようであれば、妊娠しているかもしれません。
色々な妊娠のサイン
女性の身体は、生理が遅れる以外にも色々なサインで妊娠を知らせてくれます。症状はPMSのような不快感や風邪のような症状、眠気など様々です。
特に初めての妊娠の場合は、これらの症状と妊娠が関係していることに気が付かないことも多く、単なる体調不良と判断してしまうこともあります。
しかし、妊娠初期の胎児はとてもデリケートで外的影響を受けやすいものです。いつも通り薬を飲んだり、スポーツで汗を流したりすることは非常に危険だといえます。
生理と妊娠初期症状
「生理があったのに妊娠していた」という話はよく聞きますが、本当に生理があったのでしょうか?
実は出血は生理によるものではなく、受精卵が子宮に着床する際に子宮内膜に傷が付き出血する「着床出血」と呼ばれるものなのです。
着床出血と生理は見分けが付きにくいものですが、基礎体温を測っていれば判断することができます。妊娠している場合は高温期が数か月続きますが、生理の場合は低温期と高温期のサイクルがあり、高温期は14日ほどで終わってしまうからです。
また着床出血は生理より出血量が少なく、茶色かピンク色といった少量の血液を含んだおりもののような場合が多く、いつもの生理とは少し違う出血の時は妊娠しているかもしれません。
妊娠確定はいつ?
生理が予定日を過ぎ「妊娠したかもしれない」と思っても、実際に妊娠しているかどうか確かめるには検査をする必要があります。
一番簡単な方法は、薬局で売られている妊娠検査薬で検査することです。検査は生理予定日の1週間後からできます。妊娠検査薬はスティックの先端の尿検部に尿をかけて、検査薬の反応をみるといった単純なものですが99%の確率で当たります。
病院のエコー検査は妊娠4週目ごろから確認できるようになるので、妊娠検査薬の方が早く確かめることができます。ただし、妊娠検査薬の反応も検査をするのが早すぎると陰性反応が出てしまうので、必ず生理予定日より1週間以上経ってから検査しましょう。
まとめ
生理でわかる妊娠のサイン
妊娠のメカニズム
色々な妊娠のサイン
生理と妊娠初期症状