生理周期は順調なはずなのに、 生理 が 早く 来た 場合には身体になにか異常があるのでは?と不安になってしまう場合もあるかと思います。生理が早く来ることにはさまざまな原因が考えられています。
今回は、どのような原因で生理が早まったのか、またその時の身体の状態はどのような状態なのかなどをご紹介します。
生理が早く来た場合の身体の状態は?
正しい生理周期は?
女性の体内ではおよそ1ヶ月のサイクルで生理が訪れます。これは、身体から分泌される女性ホルモンの影響によるものです。ホルモンの分泌には個人差があるため、生理周期が28日の方もいれば32日と少し長めの方もいらっしゃいます。
一般論での正しい生理周期は25日から35日といわれています。この周期のなかで毎月同じ日数の周期でくる場合はもちろん正常な生理周期ということができますが、2日から5日ほどずれた場合でも正常な生理周期といえます。
これは、女性の身体がとてもデリケートなものでストレスや体調によってもホルモンの分泌に影響を及ぼしてしまうことがあるためです。
生理が早く来た原因は?
先ほども述べていますが、女性の身体はストレスや体調などの影響を受けやすいため、数日生理が早くなった場合にはさほど気にすることはありません。しかし、1週間も2週間も早く生理が来てしまった場合にはなんらかの原因が考えられます。
大幅に生理が早く来た場合に考えられる原因としては、機能性出血や頻発月経、更年期、着床出血、子宮の病気などが考えられます。この原因はどのようなものなのか、ひとつずつ詳しく説明していきます。
機能性出血
機能性出血は、ガンなどの病気や炎症が原因ではないけれど、子宮から出血がおきてしまう状態です。子宮が未発達な思春期の子供や閉経間近の女性におこることが多いといわれています。機能性出血の大きな原因としてはホルモンバランスが乱れることにあります。
特にホルモンのバランスが乱れやすいため思春期や閉経間近にみられることが多いですが、20代や30代の女性にも機能性出血がおこるといわれています。
生活習慣が乱れてしまっている方や強いストレスを感じることが多い方、喫煙者などに発症しやすくなっているということがわかっています。
生理が早くくることの7割ほどをこの機能性出血が占めているようですが、これは不正出血のひとつのため、生理はまた別に生理として訪れることが特徴のひとつでもあります。
頻発月経
頻発月経とは生理が24日未満の短い周期でくることをいいます。頻発月経には2種類あり、生理は来ているのにも関わらず、排卵がおきていない“無排卵頻発月経”と排卵はされているが、卵を育てる期間の短い“排卵性頻発月経”です。
これらの頻発月経の特徴として出血量は少ないが出血の期間が10日から14日くらいと長いことがわかっています。
更年期
更年期の場合には卵巣のはたらきが弱くなり、閉経に近づいていきます。閉経を身体が迎えようとするとホルモンの分泌が乱れ、生理が早まることもあるのです。特に、更年期の手前である40代の女性では生理が早く来ることが多いといわれています。
着床出血
妊娠をした場合にも、着床出血といって、生理予定日よりも早く生理が来ることがあります。赤ちゃんがお腹に着床したことをあらわすもので、だいたい生理予定日の1週間前から3日前くらいにおこる出血です。
通常の生理よりも出血量は少なく、日数も短いことが特徴です。
子宮の病気の場合
生理が早く来たと思っている場合でも、それが不正出血の可能性があります。もし、不正出血である場合には子宮になんらかの病気が潜んでいる可能性があります。子宮頸がんや子宮筋腫、子宮内膜症などが主な病気です。
問題のない不正出血の場合には茶褐色の出血がおきることが多いですが、鮮血が出る場合や出血量が多い場合には早いうちに病院で検査をしてもらうことをおすすめします。
まとめ
生理が早く来た場合の身体の状態は?
正しい生理周期は?
生理が早く来た原因は?
機能性出血
頻発月経
更年期
着床出血
子宮の病気の場合