会社の同僚や先輩が 産休 に入るとき、プレゼントと一緒に メッセージ を添えて贈ると喜ばれます。しかし、出産を控えた女性の心はとても繊細です。今回は産休に入る人に贈るメッセージで気の利いた言葉や使わないほうがいい言葉、台紙の選び方についてお話しします。
産休に入る人にメッセージを贈るときの4つのポイント
「いい子を産んでください」は避ける
出産を控えた女性は些細な言葉でも深く考えてしまいがちです。とくに初産の女性は、生まれてくる子に対して希望以上に不安が大きいものです。「健康な赤ちゃんを産んでください」という言葉はよく使われてきた言葉ですが避けたほうがいい言葉です。
妊婦にとっては出産するだけでも大変なのに「健康な赤ちゃんを」と言われるとさらにプレッシャーを感じることがあるのです。同じ理由で「いい子を産んでください」も使わない方がいいでしょう。
また、赤ちゃんの性別を知らされていない場合は性別に関する内容も避けましょう。赤ちゃんに関して直接的に言及することは避け、妊婦の体をいたわる言葉を選ぶといいでしょう。
「職場に戻ってくる日を待っている」ことを伝える
産休に入る妊婦にとって、出産や育児に対する不安と同じくらいに職場復帰後の自分の居場所が気になるものです。とくにメッセージを贈る側が、妊婦よりも後輩だったり部下だったりする場合は慎重な言葉選びが必要です。
妊婦を安心させようと「先輩がいなくても心配ありません」と書いてしまうと、自分の存在がいらないのではないかと思ってしまうことがあります。「先輩がいない間は全員で力を合わせて頑張る」という気持ちを伝えるようにするといいでしょう。
今までのお礼の気持ちを伝えることも大切ですが、あまりにも感謝の気持ちを伝えすぎると退職を感じさせ、寂しく感じるものです。感謝の気持ちは口頭で伝える程度にし、メッセージとして活字に残るものは将来的な内容でまとめるようにします。
台紙はシンプルなものを選ぶ
最近は産休の連絡もメールで受けることが多いため、メッセージもメールで贈ることが多くなっています。しかし、同じ職場の同僚や親しい先輩の場合には形で残せる台紙を用意したほうがいいでしょう。贈る側の人数が多い場合には色紙に寄せ書きすると喜ばれます。
一枚の台紙を回覧しながら寄せ書きを集めると手間がかかるため、小さなメッセージカードに各自でメッセージを記入し、台紙に貼り合わせて一枚に仕上げると効率的です。
産休は退職とは違うため、台紙を豪華にしすぎても追い出されている感じを受けさせてしまいます。色も柄もシンプルなものを選びましょう。イラスト入りの色紙も販売されていますが、天使や花びらが舞っているデザインは人によって感じ方に違いがあるため避けるようにします。
プレゼントも贈る場合は注意が必要
メッセージとともにプレゼントを贈る場合には注意が必要です。まだ出産したわけではないため、出産祝いを早めに渡してしまうことはしてはいけません。出産祝いは無事に出産を終えて、母子ともに健康であることを確認してから別途贈るようにします。
産休の場合は、出産後に産休を取る本人が使えるものを贈るといいでしょう。ボディクリームやノンカフェインのお茶などが人気ですが、花束が一番贈りやすいプレゼントではないでしょうか。
半束は予算に応じて選ぶことができ、もらう側も気楽に受け取ることができます。出産前に育児用品を贈ることはとても失礼なことです。おむつやおもちゃは贈らないように気をつけましょう。
産休前に食事会を企画することもありますが、送別会にならないようにします。終業後の食事会は妊婦の体に負担がかかるため、昼休みにランチを一緒に食べる程度にしておくべきです。
まとめ
産休に入る人にメッセージを贈るときの4つのポイント
「いい子を産んでください」は避ける
「職場に戻ってくる日を待っている」ことを伝える
台紙はシンプルなものを選ぶ
プレゼントも贈る場合は注意が必要