大変だった妊娠生活も不安だった出産も終わりホッとしたのも束の間、赤ちゃんのお世話が始まります。産後は重労働を終えた身体にさまざまな症状が現れ頭痛もその症状の一つです。
産後 に起こる 頭痛 には原因がありますので原因に併せて対処法をみていきましょう。
産後に起こる頭痛の原因と対処法
頭痛が起こる原因パート1
産後に頭痛が起こる原因の一つ目はホルモンバランスの乱れです。産後はホルモンのバランスが崩れやすく産後うつなどの症状がでることもあります。頭痛も産後のホルモンバランスの乱れで起こることも多く、産後に始まった偏頭痛が慢性化してしまう人もいます。
頭痛が酷く気持ちが下がってしまうことが増えると悪循環になってしまいます。1週間以上などあまりに長く常に重い頭痛が続く場合には出産をした病院に相談をし薬の処方をしてもらうなどの対処が必要です。
頭痛が起こる原因パート2
二つ目の原因は骨盤の歪みです。出産をする際に赤ちゃんが骨盤の間を通ることで骨盤が開きます。
産後に骨盤ベルトやさらしなどの使用をすることで開いている骨盤を元の状態に戻すのですが、産後は身体がしんどいことや使用していると授乳がしづらいなどから使用しない場合も少なくありません。
柔らかくなった骨盤が開いたままになっていたりずれてしまっていると神経を圧迫してしまい血流が悪くなってしまうこともあります。
骨盤の歪みは身体への不調や太りやすくなるなどの原因にもなりますので産後に何もしなかった人や、下半身のむくみが酷い人は骨盤が歪んでいる可能性が高いので産後2ヶ月を過ぎた辺りから産後7ヶ月までの間にカイロプラッティックや整骨院などで骨盤の矯正をすると頭痛がマシになることがあります。
頭痛が起こる原因パート3
産後には授乳や赤ちゃんの抱っこなど今までしなかった姿勢や大勢で過ごす時間がどうしても増えてしまいます。慣れない間は授乳の際の肩に力が入ってしまうことや、うつ向きながらおっぱいを飲んでいる赤ちゃんを見守る姿勢を取る必要があるので肩凝りが起こることも珍しくありません。
肩凝りが起こると血行が悪くなり頭痛や吐き気に繋がります。授乳を変わってもらうことはできませんし肩が凝って頭痛が起こる血行不良が原因でおっぱいが詰まってしまうこともあります。
お風呂でゆっくりと身体を温めることや旦那さんにお願いして肩を揉んでもらうことで血行不良を少しでも解消できるようにしましょう。
頭痛が起こる原因パート4
産後にはゆっくりとできる時間を取ることができない人も多いと思います。産後の身体は出産のダメージがまだ残っています。その中で1日中赤ちゃんのお世話をしなくてはいけないことはとても大変なことです。
夜も頻回に授乳が必要な場合はしっかりと身体を回復させることができません。寝不足の状態が続くと身体からのSOSとして頭痛が起きます。
夜中にまとめて寝てくれない赤ちゃんのお世話も休みの前の日などは旦那さんに任せることができる時はお願いしてきちんと夜に眠れる日を確保しましょう。それができない場合には夜眠る前に粉ミルクで作ったミルクを与えてみるのも一つです。
頭痛が治まらない中で夜中に何度も起こされてはノイローゼになってしまいます。お腹を満たしてあげることで赤ちゃんもお母さんもぐっすり眠れることがありますので一度試してみてください。
お薬の使い方とその前に
産後、授乳をしている間は薬を使用する際には注意が必要です。授乳中に飲んだ薬はおっぱいを通じて赤ちゃんに与えてしまうことになりますので頭痛が重くとても辛い時には病院で授乳中でも処方をしてもらえる薬がありますので処方してもらってください。
授乳中は使用できる薬をきちんと把握しているという点からも産婦人科を受診する方が安心です。薬局などで販売している薬の中には授乳中は使用を控えたほうが良いものもありますので安易に使用しない方が賢明です。
その前に頭痛が起こった際にまずお家で試すことができることがあります。頭痛が血管の膨張で起こっている時に有効なのですが、冷たく冷やしたアイスティーやアイスコーヒーを少し飲んでみてください。
紅茶やコーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる効果があり、それを冷たく冷やすことで更に血管がキュッと縮まります。沢山飲んでしまうと赤ちゃんが寝ない原因にもなってしまいますのでコップに半分くらいをグッと飲んでみてください。
副作用があるものではないので試してみる価値はあります。
まとめ
産後に起こる頭痛の原因と対処法
頭痛が起こる原因パート1
頭痛が起こる原因パート2
頭痛が起こる原因パート3
頭痛が起こる原因パート4
お薬の使い方とその前に