出産をして喜んだのもつかの間、今度は慣れない育児が待っています。寝かしつけや授乳、オムツ交換などに日々追われるうち疲労は積み重なっていきます。なぜか気分が落ち込み、いらいらしやすくなることありませんか。これは疲労だけが原因ではなく産後うつの可能性があります。
今回は誰でもなる可能性がある 産後 うつ について説明します。
誰でもなる可能性がある!産後うつ
産後うつの症状は?
産後うつの症状が幾つかあるので当てはまるものがないか調べてみてください。
1つ目は睡眠不足になり疲労感が全くとれないことです。お母さんの体は赤ちゃんの授乳に合わせて少しの睡眠でも十分な体力を蓄えられるようにつくられていますが、産後うつになると睡眠不足に陥り、常に疲労の状態が続いてしまうので要注意です。
2つ目は全てに不安を感じ理由もなくイライラすることです。育児だけでなく生活全てに不安を感じすぐに泣いてしまったり、赤ちゃんの泣き声や物音にさえイライラしてしまいます。
3つ目は自分を責め続け、食欲が無くなることです。他の人が失敗しても自分のせいだと考えたりするうちに食欲が無くなって食べられなくなたり、逆に過食気味になる人もいます。
産後うつになるとこのようないろいろな症状の他にも子供や夫に対し関心が消え、愛情を持つことが難しくなったりします。
どれくらいの期間かかってしまうの?
マタニティブルーの場合は、軽い抑うつ症状が出ますが大抵5日~10日で収まります。しかし、産後うつは出産後3週間以降に症状があらわれ始め、期間は一般的には数ヶ月、または1年と言われています。
しかし個人差があり症状が長引く人は4年、または5年と続きます。症状が長いのが産後うつの特徴でもあります。
産後うつの治療方法はあるか
産後うつになった場合は悩まずに身近な家族や友人に相談をしてみましょう。産後うつの治療で最も大事なことは早期発見、早期治療です。産後うつを放っておくと、うつ病になる可能性もあります。
周りに相談しても症状がよくならなかったり理解を得られない場合は心療内科を受診してみましょう。心療内科ではカウンセリングを受けることができ、症状が重い場合は薬の服用治療や入院もあります。薬を服用する場合は断乳をしなければいけません。
赤ちゃんの世話が難しく、自傷行為をしてしまう場合は入院となります。入院中はカウンセリングと薬の治療を行う場合が多いです。恥ずかしいことはないので早めに相談してみましょう。
産後うつにならないために
産後うつを予防するために最も重要なことは自分1人で頑張ろうと思わないこと、完璧にこなそうとしないことです。完璧主義の人は過剰に頑張ってしまうので疲労が蓄積されやすく産後うつにかかりやすいです。1人で頑張らずに周囲にも家事や育児を協力してもらいましょう。
特に夫からの協力や理解は必要不可欠です。もし理解を得られない場合は自治体の子育て支援センターを夫婦で利用することも良いでしょう。子育て支援センターではイベント参加の他に気軽に専門の方に相談もできます。
他にもママ友をつくって情報を交換したり相談できるようにすることも大事です。ママ友は同じ悩みを持っている場合が多いので自分の悩みを共有することで気持ちを楽にすることができます。
知ってた?夫の産後うつもある
産後うつは妻だけでなく夫もなる場合があります。
原因の1つ目は急激な生活変化から責任を感じることです。赤ちゃんの生命を守るための金銭的な責任、子供を育て守らなければいけないことなどから精神的な面で不安やプレッシャーを感じ産後うつに陥るのです。
この場合は他の家の夫と比べずに感謝の気持ちをあらわしましょう。他の夫と比べられると余計にプレッシャーを感じうつ症状が悪化します。
2つ目は妻が子供にかかりきりになることです。どうしても赤ちゃんができると子供のお世話にかかりきりになるのを夫は寂しく感じています。夫の様子がおかしいと感じたら夫婦での会話を増やしましょう。
産後うつは夫婦ともになる可能性があるので、出産前からよくコミュニケーションをとることが大事です。お互いを信頼しあい、協力して子育てを行いましょう。
まとめ
誰でもなる可能性がある!産後うつ
産後うつの症状は?
どれくらいの期間かかってしまうの?
産後うつの治療方法はあるか
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知ってた?夫の産後うつもある