妊娠中、つわりであまり食事を楽しめなかった人、逆に食欲が止まらなかった人、それぞれ食についての悩みがあったことでしょう。
やっと出産を終えて、産後はまた普通に食事を楽しめると思ったのも束の間、甘い物が食べたくて仕方ない、特に運動しているわけではないのに産後の食欲の方が悲惨と言う人は多くいるはずです。 産後 の 食欲 の原因には、母乳が関係している事もあります。
産後の食欲を制御した人におすすめの方法
産後の食欲が止まらない原因
食欲が止まらない原因はいくつかあります。妊娠中は少し太ってしまったから、産後はダイエットを頑張って、体型を元に戻そうと意気込んだものの、妊娠中より食欲増進で困っている人、当てはまる原因があるのではないでしょうか。
母乳をあげている人
授乳中の人、特に完全に母乳のみで赤ちゃんを育てている人の場合は、自分が想像している以上に体力を使っています。
母乳を作るために必要なエネルギーは、1日の平均で約500~800カロリーと言われています。だいたい体重50kgの人が10~15kmのランニングをするくらいエネルギーを使うのです。
ですから、一見授乳している人は体重が減ると思われがちですが、その分お腹も空くので、消費されたカロリー分、むしろそれ以上に食べてしまう人が多いです。
また母乳を作るために栄養を沢山摂らなければと、自ら意識して食べている人は、必要以上に食べ過ぎてしまっている可能性があります。
産後は母体の回復期間
出産を終えた母体は酷く疲れています。1ヶ月後にある産褥健診(お母さんの産後の健康診断)で異常がなかったからと言って、母体が完全に回復したわけではありません。
回復には約半年くらい掛かり、少しずつ普段の体に戻っていきます。この半年間は母体の回復にもエネルギーが消費されます。
ストレス
慣れない育児にストレスを感じている人もいるはずです。数時間置きに授乳で起きるため寝不足になっている、自由な時間がなかなか取れない、生活リズムが上手く取れないなどがストレスになり、食欲を満たすことでストレス解消される人もいます。
食欲を抑える方法
食欲を止めることは難しいですが、食べる量によっては体に良くないこともありますよね。食欲を抑えたい人に試してほしい方法をご紹介します。
食事中に炭酸水を飲む
サイダーや果樹の入った炭酸飲料は砂糖などの甘味料が入っているため良くありません。炭酸水は水に炭酸をプラスしているだけですので、カロリーもありませんしもちろん甘味料も入っていません。
食事にプラスすることで、満腹中枢を刺激するので沢山食べなく手もお腹がいっぱいになります。
少しの量を数回に分けて食べる
1日3食で食べるのではなく、1食の量を減らして6回くらいに分けて食べるのもいいかもしれません。しかしだらだらと食べ続けるのは良くありませんので、夜何時以降は食べないなどと決めて、少し間隔を取りながら摂取するとお腹が減る時間も少なくなり食欲も満たされるでしょう。
甘い物でも種類を選ぶ
ケーキなどの洋菓子は1つ食べるだけで、やはり高カロリーを摂取してしまいます。洋菓子と比べるとどら焼きや羊羹などの和菓子の方が、低カロリーでお腹にも溜まります。
また、お菓子を食べるよりさつまいもや栗など素材そのものが甘いものを食べる方が、体にも良くあまりカロリーを気にせず食べることができます。無理して甘い物を我慢せず、食べる物を変える方法もあります。
食べ過ぎは良くないが無理も禁物
体の負担になるような食べ方は良くありませんが、無理に食欲を抑えることもありません。授乳の回数が減ってくれば、食欲が落ち着く人もいます。
産後半年が痩せやすい期間だと言われることもありますが、出産は母体へのダメージも大きく、授乳している人は相当な体力を使っていますので、食欲が止まらないことはおかしいことではないのです。
体重が増え続けるような食事は改善した方が良いでしょう。しかし出産前と体重が変わらない、なかなか減らないと言う人は、ある程度時期が経てば食欲も落ち着き、徐々に体重が減ってくる人もいます。
カロリー制限などの無理なダイエットは母乳の出を悪くすることもあるので気を付けましょう。
まとめ
産後の食欲を制御した人におすすめの方法
産後の食欲が止まらない原因
食欲を抑える方法
食べ過ぎは良くないが無理も禁物