妊娠してから出産し、しばらくは育児に追われているのであまり意識していない場合が多いですが、落ち着いてきてきた頃に始まるのが生理です。出産前と出産後で生理痛が酷くなる人と軽くなって楽になる人がいます。
今回は、つらい苦しい 産後 の 生理 痛 を楽に乗り切る方法を紹介します。
つらい苦しい産後の生理痛を楽に乗り切る方法
産後の生理痛が酷くなった!原因は?
産後は授乳もあり排卵が抑制されるので2ヶ月から長い人だと半年間は生理が来ることはありません。一般的には出産をすると子宮の中がリセットされてキレイになるので生理痛が軽くなると言われています。しかし産後生理痛が重くなる人もいます。原因を幾つか紹介します。
まず1つ目は骨盤の歪みです。出産するために骨盤は大きく広がっていますが産後にきちんと骨盤の歪みを元に戻さないと生理痛が酷くなります。
2つ目はストレスです。産後は環境ががらっと変わって赤ちゃんのお世話や家事に追われ、思った以上に大変な思いをします。この環境の変化がストレスを体に蓄積させてしまいホルモンバランスを乱してしまい生理痛が酷くなります。
産後の痛い生理対策は何が良い?
産後のつらい生理痛を和らげるために幾つか対策を紹介します。
まず1つ目は冷えを防ぐことです。体が冷えると血行が悪くなり子宮へも上手く血液がいかなくなります。靴下を履いたりインナーをしっかり着たり冷たい飲み物ではなく温かい飲み物を飲むなどして体を冷やさないようにしましょう。
産後1ヶ月で大体悪露が終わるかと思うので、医師から良いと言われたらなるべくお風呂に浸かるようにしてください。
2つ目は骨盤の歪みを治すことです。骨盤を正しい場所に戻してあげることで生理痛はかなり楽になります。骨盤ベルトを使用したり、整体や整骨院などで治療をしても良いでしょう。整体や整骨院は1度の治療では良くなりません。数回通うことをお勧めします。
病気も隠れている可能性がある!
あまりに生理痛が酷い場合は子宮の病気の可能性もあります。例えば子宮内膜症です。子宮内膜症は子宮の内膜が子宮の外にできてしまう病気です。生理が来る度に出血がおこり激痛をともないます。
我慢できないほど痛かったり不正出血をしたり、生理の血の量が異常に多かったり、レバーのような塊がでてしまうようなら子宮内膜症の可能性が高いです。放っておくとどんどん症状は酷くなっていき、寝こむほどの痛みを感じてしまいます。
また胎盤遺残の可能性もあります。出産後は子宮内に胎盤がまだ残っている状態になっています。産後は悪露で全て排出されますが、人によっては上手く流れることができずに胎盤が残ってしまう場合があります。
放っておくと子宮内にポリープができて大量に出血をしてしまう恐れもあります。
我慢しないで薬に頼ろう
産後に生理痛が酷くなった場合、耐え難い激痛を感じる人も多いことでしょう。そういう場合は我慢しないで病院を受診しましょう。病院に行くと低用量ピルを処方されます。低用量ピルは子宮内膜症に強い効果を発揮します。副作用も少なく長い期間使用できるのでお勧めです。
しかし低用量ピルは授乳中だと使用できないという特徴もあります。まずは病院で相談してみてください。
もう1つ漢方薬を飲む方法もあります。上手く自分の体に合えば緩やかですが効果を感じることができます。漢方薬は授乳中でも飲むことができるものもあるので処方してもらうと良いでしょう。
生理痛が軽減される!食事も意識してみよう
生理痛の悪化は食べ物も関係している可能性があります。バターや油、炭水化物の摂取のし過ぎは生理痛を酷くすると言います。産後は野菜を中心としたバランスのとれた食事を心がけましょう。
また、ストレスでホルモンバランスが崩れてしまっている人は豆腐や納豆、豆乳などを積極的に摂取しましょう。大豆製品には女性ホルモンと似たような働きをし生理痛を和らげてくれます。意識して摂取することでバランスがとれて生理痛も楽になります。
産後の生理痛が酷くなってしまった人は我慢しないで病院を受診しましょう。無理せずに薬に頼ることも必要です。
まとめ
つらい苦しい産後の生理痛を楽に乗り切る方法
産後の生理痛が酷くなった!原因は?
産後の痛い生理対策は何が良い?
病気も隠れている可能性がある!
我慢しないで薬に頼ろう
生理痛が軽減される!食事も意識してみよう