十月十日の歳月を経て、出会えた我が子の可愛さに涙する人は多いことでしょう。同時に 産後 の お腹 の ぽっこり 具合に驚いた人も多いのではないでしょうか。
出産したはずなのに、なぜまだ大きいお腹のままなのだろう、元に戻らなかったらどうしようと思う人もいるでしょう。
あれ?もう一人?産後のぽっこりお腹
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ぽっこりお腹の原因
産後のお腹はぽっこりしていて、触ってみるとぶよぶよします。決して人から羨ましがられるような体型とは言えません。お腹をぽっこりさせている原因は何なのでしょうか。考えられる3つの原因をご紹介します。
子宮はすぐには戻らない
子宮はすぐには戻りません。産後はオキシトシンというホルモンが分泌され、このオキシトシンには子宮収縮を助ける効果があります。
1か月程時間をかけて子宮はゆっくり収縮します。赤ちゃんが母乳を吸うことでオキシトシンが分泌され子宮収縮を助けてくれるため、母乳育児をお勧めします。
腹筋の緩みによりたるんだ脂肪
妊娠中はリラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンには関節や靭帯を緩める作用があります。そのため、腹筋が緩み、赤ちゃんの成長と共にお腹が大きくなるのです。その腹筋の緩みによりたるんだ脂肪がぽっこりお腹の原因となります。
運動不足による筋力の低下
妊娠中は悪阻や腰痛などによる体調不良や大きなお腹により身体が動かしにくく、筋力が減ってしまう傾向にあります。
また、妊娠中は大きなお腹を支えるために反り腰の姿勢になってしまう人が多く、腹筋が緩み筋力が落ちてお腹がぽっこりしてしまうのです。
ぽっこりお腹の解消法
子供を産んだのに、妊娠前の服が着られなくて困っている人もいるでしょう。ぽっこりお腹を解消させるには以下の4点を意識的に行いましょう。
骨盤を締める
産後は骨盤が開いています。骨盤ベルトで骨盤をしっかり締めて、正しい位置に戻す必要があります。自分では心配な人は整体で産後の骨盤矯正をしてもらうと良いでしょう。
エクササイズ
妊娠中に落ちてしまった筋力を改善することも必要です。ただし、赤ちゃんとお母さんが1か月検診を受け、担当医師からエクササイズをしても良いと言われるまでは軽めのストレッチに止めておきましょう。
また、帝王切開を経験した人は傷口がきちんと治ってからエクササイズをするほうが安心でしょう。早くお腹を引き締めたいからといきなりハードな運動は身体に負担がかかります。体調を見ながら少しずつ運動量を増やしていきましょう。
姿勢を正す
授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのお世話をしているとどうしても姿勢が猫背になりがちです。意識して姿勢を正すようにしましょう。
栄養バランスのとれた食事
産後は食欲が出やすくなります。母乳育児の人であればなおさらです。しかし、食べたいものを食べたいだけ食べていたら一気に太ってしまい、よりお腹がぽっこりしてしまう恐れがあります。
また、授乳中は脂質や糖質をたくさん摂りすぎると乳腺が詰まる恐れがあるので注意が必要です。脂肪がついている産後は、低カロリーで高タンパクな和食メニューを中心にすると良いでしょう。
産後の今が体型改善のチャンス
産後すぐの子宮は妊娠5~6か月くらいの大きさの人が多いようです。初めての出産を終えた人は自分のお腹を見て驚くことでしょう。どうしてこんなにお腹がぽっこりなのと不安に思う必要はありません。
子宮は時間をかけて収縮し、だんだん元の大きさに戻っていきます。だいたい1か月程経過したら妊娠前の子宮の大きさに戻ると言われています。
また、妊娠中の運動不足により筋力が低下し、お腹周りの脂肪がたるんでしまったこともぽっこりお腹の原因と考えられています。
骨盤を締める、エクササイズをする、正しい姿勢で生活するよう心掛ける、栄養バランスのとれた食事を摂ることでぽっこりお腹を解消できるかもしれません。
産後すぐから半年間が体型を戻しやすい時期だと言われています。一か月検診を受けて医師から運動しても良いと言われたら、少しずつ体型改善をしていきましょう。
まとめ
あれ?もう一人?産後のぽっこりお腹
ぽっこりお腹の原因
ぽっこりお腹の解消法
産後の今が体型改善のチャンス