10か月の間お腹で育った我が子に対面し歓喜している一方で、ふとお腹をみるとブヨブヨとたるんだお腹…しょうがないとはいえ悲しくなります。
産後 の お腹 の伸びた 皮 はケアをすれば妊娠前のように戻るのでしょうか。赤ちゃんのお世話をしながらできるケア方法には何があるでしょうか。
元に戻る?産後のお腹の伸びた皮
どうしてお腹の皮はブヨブヨになるの?
お腹の皮がたるんでしまうのには原因があります。
赤ちゃんが生まれたから
妊娠により子宮の大きさは妊娠前より何倍も大きくなり、同時にお腹の皮も伸びます。そして赤ちゃんが誕生することでお腹の皮は一気にしぼんでしまいます。そのせいでお腹の皮膚そのものがたるんでしまうのです。
骨盤が開いたままだから
骨盤が開いていると子宮、膀胱、腸の位置が不安定になり、お腹の血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると皮膚の再生に影響、または内臓が下がること(内臓下垂)でぽっこりお腹となってしまいます。
運動不足
産後6~8週間までは産褥期と呼ばれ無理をすると体調が悪くなってしまう時期です。悪露、会陰切開の傷、帝王切開の傷の具合にもよりますが最低でも4週間は筋トレなど激しい運動は避けたほうが良いでしょう。
この期間から運動を始めるのであれば産褥体操がおすすめです。寝転んだままできるものもあり体に大きな負担を与えることなくできる体操です。
姿勢の悪さ
授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのお世話には前かがみになるものが多く姿勢が悪くなってしまいがちです。お腹のたるみは姿勢の悪さにも大きく関係しています。
食べ過ぎ
妊娠中はつわりや子宮が大きくなることで胃を圧迫して食欲がそれほどなかった人は、出産しそれらの悩みが解消するとつい食べ過ぎてしまうことがあります。食べ過ぎによりお腹周りに脂肪がついてしまうと元に戻りにくくなってしまいます。
体型戻しの最適期間は産後6か月まで
毎日赤ちゃんのお世話に追われ、自分のケアに時間をかけていられないというママは多いでしょう。体重は戻ったのに皮が伸びきって元に戻らないと嘆いているママもいるはずです。産後のたるみは産後1~6か月で引き締めるべきだと考えられています。
その理由は骨盤の緩みにあります。妊娠により大きく開いた骨盤は数か月かけて元に戻ろうとします。産後6か月以降になると骨盤の緩みが少なくなり骨盤を矯正しにくくなります。
骨盤が歪んだまま、または開いたまま放っておくと内臓下垂によるぽっこりお腹、肩こり、腰痛、冷え性などに悩まされてしまう可能性が高くなります。
体型を戻すためにすべき5つのこと
骨盤ベルトやガードルをつける
骨盤を正しい位置に戻すことはとても大切なことです。骨盤ベルトは産後すぐからつけることができるものもあります。体調が良くない人やなかなか自分のケアに時間をかけることができない人にも骨盤ベルトを巻くだけなら取り組みやすいのではないでしょうか。
母乳育児
母乳は一日に600~700キロカロリーを消費すると言われています。母乳をあげることにより子宮収縮も促され体重も減少します。
栄養バランスのとれた食事
脂質や糖質の多い食べ物をたくさん食べると乳腺が詰まってしまう恐れがあります。ママの体にも母乳にも優しいメニューを選びましょう。和食は低カロリー高たんぱくなメニューが豊富なためおすすめです。
保湿
乾燥していると肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。保湿クリームを使用し乾燥しないよう気を付けましょう。妊娠線予防クリームが余っている人は産後も引き続き使用すると良いでしょう。
運動
産褥期は産褥体操から始めましょう。産褥期を過ぎて体が元に戻ったら少しずつ運動をして筋肉をつけていきましょう。血行を良くするためにマッサージやストレッチをするのも良いでしょう。
続けることが大切
産後のお腹の皮はママの年齢や出産回数によっても戻り方に差が出ます。だからと言って諦めていてはいけません。何もしなければ伸びた皮はそのままですが、ケアすれば現状より改善されます。ケアを続けることが大切なのです。
無理をして体調を崩してしまうと続けることができないので体調を第一に考え少しずつ始めていきましょう。
まとめ
元に戻る?産後のお腹の伸びた皮
どうしてお腹の皮はブヨブヨになるの?
体型戻しの最適期間は産後6か月まで
体型を戻すためにすべき5つのこと
続けることが大切