赤ちゃんを育みながら10か月かけて大きくなった お腹 ですが、 産後 にすぐ戻るのか、それとも長い時間がかかるのか心配になっているママ、または出産を終えて間もないあなたはお腹の大きさに驚いているかもしれません。戻し方のコツを解説します。
産後のお腹はすぐに戻る?綺麗に戻すコツとは
産後すぐにお腹の大きさは戻らない
赤ちゃんが子宮の中で大きくなるにつれお腹も大きくなるのですから、出産で赤ちゃんや胎盤、羊水などを外に出せばすぐ元の大きさになるというイメージがあるかもしれません。
退院する時には可愛らしいワンピースで記念写真を・・・と用意しても実際は入らない可能性が高いでしょう。その理由は、子宮は出産してもすぐには元の大きさに戻らないからです。
産後でもお腹が大きい理由とは
産後の子宮はすぐには元に戻りません。もともと、子宮は鶏卵ぐらいの小さなサイズです。しかし、妊娠後期になると長さや幅はおよそ6倍、重さは約20倍になりますし、容積なら5000ml前後にまで大きくなります。
それほど大きくなるお腹ですから、およそ1か月程度経った頃に元のサイズに戻ります。子宮のサイズはもちろん、脂肪や皮膚のたるみなども産後のお腹が戻らない原因です。
妊娠中に増えた体重から、赤ちゃんと胎盤、羊水の重さなど5kg前後の重さを引いた分が脂肪が増えた分と考えられます。
産後のお腹はどのぐらいの期間かけて戻す?
産後のママはダイエットやお腹のたるみを戻すことよりも、エネルギーを消耗した体を回復させることが先決です。ダイエットに気を取られ過ぎてエネルギー不足になってはいつまでも体を回復させることができませんし、赤ちゃんのお世話にも差し支えるといえます。
産後6か月程度を目安に考えると良いでしょう。体重やお腹を元に戻すだけではなく、さらに体型を整えるためには産後用の矯正下着などを購入して履くとなお良いでしょう。
産褥体操から始めよう
産後1か月の間は予想外に大きいままのお腹に不安を感じるかもしれませんが、まだ体力も自分で思っている以上に回復していない時期です。無理をすると子宮だけでなく肛門などに悪影響を及ぼしかねません。でも何かしたいという場合、産褥体操から始めるとよいでしょう。
産褥体操は寝たまま行う運動ですし、出産直後から行うことができます。腹式呼吸や胸式呼吸を取り入れていますので、血液循環がよくなり骨盤底筋の回復を助けてくれるものですから、産後に起こりやすい尿失禁や腰痛、便秘などの予防にもなりますのでぜひ行ってみましょう。
なお、帝王切開の人は医師と相談してから始めてください。少し落ち着いて来たら骨盤矯正をしましょう。出産で開き切った骨盤を元の正しい位置に戻るようにサポートするためです。骨盤を修正してからウエストラインを整えるという流れが最も効果的です。
産後1か月から開始
産後1か月を過ぎ、1か月健診で医師の診察を受ける頃には悪露も随分収まって体の調子も整い始めるでしょう。この頃からは運動を取り入れていきます。骨盤を引き締めるような運動はもちろん、ウエストやヒップへのアプローチになるストレッチや体操を行っていきましょう。
赤ちゃんとのスキンシップにもなりますので、赤ちゃんを抱っこしながらできるような簡単なスクワットや腹筋運動から始めてみるのもいいですね。また、忘れがちになるのが普段の姿勢です。
産後は1日に何度も赤ちゃんに授乳するわけですが、この時に背中を丸めたり、横座りをしたりと姿勢が悪い状態で授乳を行っているとお腹の脂肪やたるみが取れにくくなりますし、骨盤の歪みを助長させることにつながります。
背筋をしっかり伸ばしたまま、お腹に意識をして授乳するように心がけましょう。
まとめ
産後のお腹はすぐに戻る?綺麗に戻すコツとは
産後すぐにお腹の大きさは戻らない
産後でもお腹が大きい理由とは
産後のお腹はどのぐらいの期間かけて戻す?
産褥体操から始めよう
産後1か月から開始