産後 の辛い症状のひとつとして 胸の張り があります。これは、母乳が作られすぎてしまい乳腺に詰まってしまうことがひとつの原因となります。
痛みや張りは次第におさまりますが、症状を放っておいてしまうと乳腺炎や不眠などの原因となるため、はやいうちに解消することがおすすめです。
産後の胸の張りが辛い…原因と解消方法は?
産後の胸の張りの原因は?
産後に胸が張り痛みを感じる原因は、母乳が作られすぎておっぱいに母乳が溜まりすぎてしまうためです。作られすぎて溜まってしまった母乳は乳腺に詰まってしまい胸がカチコチに硬くなってしまうのです。
また母乳が溜まってしまうのは母乳をたくさん作ってしまうことだけが原因ではなく、産後まもない赤ちゃんはおっぱいを吸う力が弱いために十分に母乳を吸い出せないこともひとつの原因となっています。
これが原因の場合には、赤ちゃんがおっぱいを毎日吸っていくうちにたくさん吸うことができるようになってくるため、次第に乳腺も詰まりにくくなってきます。
さらに胸が張る原因としては母乳を作りすぎてしまうだけでなく、搾乳をおこないすぎてしまうことも原因となってきます。搾乳をすることで、母乳が足りなくなってしまったと身体が察知して必要以上に母乳を作り出してしまいます。
これが原因となり胸が張り痛みを発症してしまうこともあるのです。しかし、搾乳をしないと母乳が溜まりすぎてしまうため、適度な搾乳は必要です。
産後の胸の張りはいつごろまで続くのか
産後の胸の張りは早い方では妊娠中から感じ始めます。産後から胸の張りを感じる場合でも、産後6日頃には多くの方が胸の張りや痛みを感じはじめます。ほとんどのお母さんが胸の張りや痛みを感じますが、症状の感じ方は人によってさまざまです。
張りや痛みを軽く感じる方もいれば、痛みで夜も眠れなくなってしまう方もいます。この張りや痛みはいつまでも続くわけではなく、そのうち終わりがきます。
はやい方では2週間から3週間ほどで張りも痛みもなくなり、長い方では3ヶ月くらいで張りや痛みを感じなくなります。
お母さんの母乳を作る力の問題もありますが、赤ちゃんの母乳を吸う力が備わることも痛みの解消につながります。
産後の胸の張りを解消するために
産後の胸の張りや痛みはいずれ解消されるとはいっても、我慢して放っておいてしまうと乳腺炎を引き起こしてしまう場合や、発熱や痛みでの不眠の原因になってしまうこともあります。そのため、はやいうちに症状を解消することが大切です。
症状を解消するための方法として、赤ちゃんがたくさんおっぱいを吸えるようにするために吸わせ方を工夫することが大切です。
例えば、左右交互に5分ずつおっぱいを吸わせることや、吸わせる角度を工夫する、赤ちゃんがおっぱいを吸っている間にマッサージをおこなうなどするとおっぱいが出やすくなり、さらに赤ちゃんも吸いやすくなるため乳腺に母乳が詰まりにくくなるのです。
さらに、母乳が溜まりおっぱいが硬くなりすぎていると、赤ちゃんが吸いにくい場合には胸をマッサージすることで赤ちゃんが吸いやすい状態になります。
ほかにも、搾乳を適度におこない母乳が溜まりすぎないようにすることもひとつの方法です。
痛みや熱がある場合には?
母乳が溜まり、痛みや張りがひどくなってしまうと、胸や身体中が熱を帯びている場合があります。その場合には、胸を冷やすとこもった身体の熱を解消することができ、さらに痛みの緩和にもつながります。
冷やす場合にはひとつ注意点があります。それは、冷やす媒体の温度が低すぎることです。氷や保冷剤などでは温度が低すぎてしまい、母乳の分泌を止めてしまう可能性があるので、冷たいタオルや冷えピタのようなもので熱を放散させることが効果的になります。
まとめ
産後の胸の張りが辛い…原因と解消方法は?
産後の胸の張りの原因は?
産後の胸の張りはいつごろまで続くのか
産後の胸の張りを解消するために
痛みや熱がある場合には?