産後 には、驚くほど下半身が むくみ パンパンに腫れてしまうことがあります。
血液検査などに異常がなければ生理的な現象であるため特に心配することはありませんが、少しでも早く 解消 できるためにはどのような方法があるのでしょうか。
産後のむくみを解消するために最適なことは?
なぜ出産後には身体がむくむのか
出産後にはゾウのように足がパンパンにむくんでしまう場合があります。これは、妊娠中に赤ちゃんへ栄養を送ろうとするために1.5倍に増えた血液量を正常の量に戻す際、不要な水分が身体のなかに残ってしまうため、身体がむくんでしまうのです。
これに伴い、母乳を作るために体内の水分を多く使用するため、水分調節機能を司る腎臓が水分をため込もうとすることでむくみの原因になるともいわれています。
産後のむくみは身体に異常がある?
産後に身体がむくんでいるとなにか身体に異常がおきているのではないかと心配になる方もいらっしゃるかと思います。
この場合には、産後の血液検査などの結果が重要になります。特に血液検査や尿検査でお医者さんに異常を指摘されなかった場合にはむくみは生理的なものと考えることができます。
そのため、特に深刻な問題が起きているわけではないため、自然にむくみがひくのを待ちましょう。
しかし、むくみが気になるという方は市販の着圧ソックスやぬるめのお湯での半身浴、下半身のマッサージなどご自分でできるケアをおこないましょう。
むくみの改善に効果的なマッサージは?
むくみが気になる場合に効果的なマッサージをご紹介します。
まず、膝裏のマッサージです。この部分には膝より下のリンパが多く集まってきているため、しっかりと膝の裏をマッサージします。膝の裏がほぐれてきたら足先から膝の裏へ向かってリンパを流すようにマッサージしていきます。
このときマッサージオイルやボディークリームなどを使用すると摩擦がおきにくく、マッサージがしやすくなります。
膝から下のマッサージが終わった後は太ももから脚の付け根のマッサージをおこないます。
まずは、膝下同様、脚の付け根にあるリンパが集結している部分をもみほぐします。もみほぐしたあとに膝の上から脚の付け根にむけてリンパを流すようにマッサージをおこないます。
この場合も先ほど同様、マッサージオイルやボディークリームを利用するとマッサージがやりやすくなります。
むくみの解消にはストレッチも効果的!
むくみの改善にはマッサージのほかにもストレッチが効果的といわれています。足首を回して足首の周りをほぐす、ふくらはぎや太もも周辺の筋肉をストレッチすることで筋肉が刺激され、むくみが解消されやすくなります。
そのほかにも、足を少し高くして眠る、塩分を控えた食事を摂ることを意識していくとむくみが改善されやすくなります。
これは、寝ている間には筋肉を動かすことが少ないため水分が下半身に滞りやすくなるのを防ぐ効果を利用するものと、塩分は過剰に摂取してしまうと体内に水分を溜めてしまうはたらきがあるため、それを防ぐための効果があります。
無理な運動や食事制限は禁物!
産後のむくみが気になってしまうため、出産直後から無理に運動をしてしまう、無理な食事制限をおこなってしまうと身体が完全に戻りきっていない状態なので身体を壊してしまう可能性があるのです。
そのため、産後最低でも1週間は足を高く上げて寝る、着圧ソックスを履くなど動きがないもので対応し、身体が徐々に動ける状態になってきたら、無理のない範囲で少しずつおこなっていきましょう。
また、塩分の少ない食事は味気ない感じがしてしまう可能性があり、すぐには切り替えることも難しいと思いますので、妊娠中から少しずつ塩分を控えた食事に舌を慣らせておくとスムーズに対応ができます。
また、妊娠中から塩分を控えておくと妊娠高血圧症などの妊娠中のトラブルを予防できますので、おすすめです。
まとめ
産後のむくみを解消するために最適なことは?
なぜ出産後には身体がむくむのか
産後のむくみは身体に異常がある?
むくみの改善に効果的なマッサージは?
むくみの解消にはストレッチも効果的!
無理な運動や食事制限は禁物!