「足がパンパンになっている」「出産したのに体型が全然もどらない」といった悩みは、 産後 の むくみ が原因かもしれません。産後の育児で大変な時期に、身体のむくみもあると、ママはとても辛いと思います。
むくみの原因と いつまで 続くのかについてご説明します。
産後のむくみはいつまで続くの?むくみの原因を知ろう
そもそもむくみって何?
むくみは妊娠中に起こりやすい症状だと思われていますが、産後にもむくみの症状があらわれることがあります。特に、母乳育児で授乳回数が多いママはむくみが生じやすいといわれています。
むくみとは、血液の流れと深いかかわりがあります。血液の流れが悪いために、細胞内でいらなくなった水分が、身体の皮膚の下に溜まっている状態をいいます。
血液中の水分が、細胞と細胞の間に溜まることで、手や足がむくんでしまうのです。むくみが起きる場所はさまざまですが、手や足、顔などに起こりやすいといわれています。
産後のむくみの原因とは?
血液の急激な減少
妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を送るために、血液の量が普段より1.5倍に増えるといわれています。しかし、出産することにより血液が減少し、身体が妊娠前の血液に戻り始めます。血液が少なくなることで、急激に水分の変化が起こってしまいます。
そうすると、身体が水分を逃がさないように、溜めこもうとする作用が働きます。この作用が原因でむくみが起こるといわれています。
母乳を作るため
出産すると赤ちゃんに必要な母乳を作るために、母乳に必要な水分を溜め込もうとします。そのために、普段よりもむくみが起きやすいといわれています。
座っている時間が増えるため
最初は授乳に時間がかかります。座って授乳することで、血液が重力により下に溜まってしまします。これにより水分も下にいきますので、足がむくむ原因となります。
運動不足、睡眠不足
赤ちゃんが産れると昼夜関係なく、授乳や夜泣きのお世話をしなければなりません。当然睡眠不足になってしまいます。
また、赤ちゃん中心の生活に変化してしまい、妊娠前と違って気軽に外出して運動することもできません。どうしても運動不足になってしまいます。
不規則な生活になることで、基礎代謝が落ちてしまいがちになります。基礎代謝が落ちることで、血流が悪くなり、むくみを引き起こしてしまうのです。
帝王切開で血液循環が悪くなったため
普通分娩より帝王切開をした妊婦は、むくみが起こりやすいといわれています。術後、傷口が治るのに時間がかかり、身体が動かせないことが原因です。
また、術後は血栓が起こりやすく、血液の流れが悪くなることもあり、むくみが起こりやすくなります。
むくみはいつまで続くの?
産後のむくみは、主に水分の減少という生理的な理由と、生活スタイルの変化が原因で起こります。生理的な理由による原因のむくみは、一時的なものなので、それ程心配はいりません。産後3週間から1か月を過ぎれば自然となおります。
その他の原因で起こるむくみは、少しずつ適度な運動を取り入れたりすることで解消されていきます。
また、最初は母乳が上手に飲めない赤ちゃんも、次第に上手になっていきますので、座っている時間が短くなっていき、むくみも次第に減っていきます。
むくみが治らない場合は?
産後数週間経ってもむくみが解消されないときは、マッサージをしたり、足湯をしてあたためたり、意識して水分をとるなどしてみましょう。また、塩分を取りすぎると、水分を溜める働きが増加しますので、むくみの原因になります。
産後のむくみは、生理的な理由と生活スタイルの変化により起こります。いつまで続くのか不安になるママも多いと思いますが、次第に解消されていきますので、あまり悩まずに過ごすようにしましょう。
1か月を過ぎても状態が良くならない場合は、医師に相談してみましょう。むくみにより気持ちも落ち込みがちですが、いずれ治ると信じて、マッサージや水分補給を心がけるといいと思います。
まとめ
産後のむくみはいつまで続くの?むくみの原因を知ろう
そもそもむくみって何?
産後のむくみの原因とは?
むくみはいつまで続くの?
むくみが治らない場合は?