「産後クライシス」という言葉を聞いたことはありますか?妊娠中・産後間もない夫婦の方に起きるトラブルですが、男性のみなさんは「自分は大丈夫」などと油断していませんか。
油断できない 産後 クライシス が起こる理由と いつまで が危険なのか、回避する方法について合わせて解説します。
油断できない産後クライシス!いつまで危険?
産後クライシスって?
TV番組で取り上げられて以来注目を浴び始めたこの「産後クライシス」という言葉がありますが、具体的には出産後に夫婦仲が急激に悪化することを意味します。
妊娠中は夫への愛も十二分にあり、お腹の赤ちゃんと三人の生活をイメージして楽しみに過ごしているものですが、産後には夫への愛情が少なくなってしまう妻が少なくありません。そればかりか最終的には離婚となる恐れすらあります。
ではなぜ産後クライシスが起こるのか、いつまで産後クライシスに陥る危険があるのかを確認していきましょう。
産後クライシスに陥るわけ
産後は体が大きく傷ついている中で新生児のお世話をするという心身ともにストレスが溜まる仕事が待っています。特に初めての子供の場合、育児への不安や守り抜かなければならない責任感などに妻は押しつぶされそうになっています。
ホルモンバランスの乱れも起きますから産直後は本当につらい時期といえます。そんな中で夫が何気なく、悪気なく放った一言も妻の精神には耐えきれず夫への不満となり、産後クライシスが始まるのです。
日本では昔から「育児は母親の仕事」と認識されていましたから育児に参加しない人も少なくありません。近年「イクメン」という言葉もブームになっていますから期待していた妻はそんな夫に対して不満を持ってしまいます。
産後クライシスはいつまで?
「産後」というのだから数年したら終わる話と思うのは甘いです。厚生労働省の調査では子供の年齢が2歳になるまでに離婚する割合が最も高いことが判明しています。
また、子供が幼いうちは離婚を我慢しても子供が成人したり結婚したりしてから離婚を切り出されるケースもあります。早めに危機に気付いて修復を試みるべきといえます。産後クライシスを乗り切るために最も重要なものは夫婦のコミュニケーションです。
夫が心がけるべきこと
では具体的に産後クライシスを回避するためにどうすればよいかをと説明しましょう。
家庭内の役割分担として、「夫は仕事、妻は家事と育児で当たり前」と考えてはいないでしょうか。特に妻が育休中や専業主婦の場合に特に夫が思いがちですが、その考えではいずれ産後クライシスを引き起こしかねません。
基本的には妻の気持ちに寄り添うことです。悪気なく放った一言も妻の心を傷つけることは多いのです。相手の身になって無神経な発言をしてしまわないようにしましょう。
また、仕事で疲れているかもしれませんが、妻の話を少しでも聞いてあげる時間を持ちましょう。最後に、家事を苦手とする男性は多いかもしれませんが、妻に聞いて少しでも手伝うという姿勢を見せることも大切です。
たとえ専業主婦であっても育児は夫も参加すべきことです。休日に少し公園へ連れ出してみるなど、妻が少しでも一人になって休める時間を作ってあげましょう。
妻が心がけるべきこと
妻側からすれば「なぜやってくれない」「なぜわかってくれない」と思うことは多いかもしれません。しかし夫側からすれば悪気がなく、ただ気付かないことも多いのです。
我慢したり心の奥にしまったりしているだけでは解決しませんから、夫にやってほしいことがあれば具体的に言うようにするべきです。
また、「今こうしてほしかった」「自分は今体調が悪い」などと細かなことでもしっかりと伝えましょう。
多少喧嘩が増えても仕方のないことです。悪いところばかりに目を向けるのではなく生涯のパートナーであることを思い出し、たまには二人きりで出掛ける時間を持ちましょう。
まとめ
油断できない産後クライシス!いつまで危険?
産後クライシスって?
産後クライシスに陥るわけ
産後クライシスはいつまで?
夫が心がけるべきこと
妻が心がけるべきこと