出産を終えると身体が妊娠前の状態に戻ると思っている人も多いのではないでしょうか?実は産後の身体の戻り方はゆっくりしたものです。
産後は慣れない赤ちゃんのお世話で身体もお肌もボロボロになることがあります。 産後 の身体や環境の変化で起こる 肌荒れ は心も疲れさせてしまう怖いものです。
そのような肌荒れについて考えていきます。
産後の困った問題。肌荒れをなんとかしたい
産後に起こる肌荒れの原因は
産後の肌荒れの原因は主にホルモンバランスが変わってしまうことです。妊娠中に増えていたホルモンが出産を機に一気に減ってしまうことで身体の中ではホルモンのバランスが乱れてしまいます。このようなホルモンバランスは産後1年ほどかけて元の状態に戻っていきます。
ですので産後1年ほどは肌荒れや気持ちの浮き沈みが起こりやすい状態なのです。
次に考えられる原因は睡眠不足です。昼夜を問わずに赤ちゃんのお世話をするお母さんは寝不足になりがちです。夜泣きや夜中の授乳が3回以上必要なお母さんは殆ど熟睡をする暇がありません。寝不足が続くと疲れも取れず身体的にも精神的にも物凄いストレスになります。
寝不足で免疫が下がっている上に、強いストレスを感じている状況は本当に辛いことです。疲れや精神的なストレスも産後の肌荒れの大きな原因なのです。
最後に意外に気づいていない人も多いのですが母乳を与えているお母さんは水分が不足していることがあります。赤ちゃんは便秘気味ではありませんか?お母さんが水分不足になると赤ちゃんも便秘になってしまいます。
水分が不足している状態や、ホルモンのバランスが乱れていることで便秘が起こるとそのことが原因で肌荒れを起こしてしまうことは産後にもありがちなことです。便秘と肌荒れは切っても切れない関係なのです。
対処の方法は
産後の肌荒れも基本は通常の肌荒れのように肌を清潔に保つことや刺激の少ない化粧品や洗顔を選ぶことが大切ですが、授乳中に肌荒れが酷い時には早めに皮膚科に受診することが大切です。
妊娠、出産を機に体質が変化してしまうこともありますので1度病院で肌の状況を確認してもらった上で授乳中でも使用することができる薬を使って治療していく必要があります。
肌荒れ以外の症状、例えば気分の浮き沈みが激しい場合や身体のしんどさが強く出る時には産婦人科を受診してみてください。ホルモンバランスの乱れ方は人によってさまざまです。
ホルモンバランスは暖かいお風呂にゆっくり浸かることやリラックスすることで多少の改善はできますが、大きく乱れてしまっている時にはお薬で治療をする必要があります。
肌荒れだけでもしんどいですが、産後鬱などを引き起こす可能性もありますので他の症状も併せて気になる時には早めに病院に行くようにしましょう。
たかが睡眠されど睡眠
睡眠は人間が生きていく上でとても重要なことです。肌荒れが起こってしまった後にきちんと睡眠が取れないと肌を治すという機能がきちんと働かなくなります。
夜にきちんと眠れない日が続くと体調を崩してしまうこともありますので夜にゆっくりと休める日を作ることができるようにご主人にお願いしましょう。
ご主人がお休みの前の日は1日ゆっくり夜に睡眠を取ることで肌荒れも少しづつ改善していくことがありますので、一人で頑張りすぎないようにしましょう。
食事もきちんと
産後は赤ちゃんのお世話に追われ朝食や昼食を適当に済ませてしまうこともよくあります。自分の分だけの食事を用意することは大変なので、手軽に肌にも良い食材をとる努力をしましょう。
バナナやヨーグルトなど、さっと食べられるものや納豆なども冷蔵庫に入れておくと産後の忙しい時にもとても便利です。
野菜不足が気になる時には市販の野菜ジュースや手作りの野菜スープなどを沢山作っておき冷蔵庫に入れて保存しておいたり、前日の夕食のお味噌汁なども置いておくととても重宝します。
乾燥わかめなどをサッと足すだけでミネラルを手軽に補給することもできますし身体にもお肌にも良いことばかりです。
アルコールを含まない甘酒は飲む点滴と呼ばれるほど栄養価が高いですので産後の疲れた身体とお肌にはとても効果が期待できます。
炊飯器やヨーグルトメーカーなどを使うと自宅で安価で簡単に作ることもできますし、市販されているものでも効果が期待できると思います。食生活の乱れは少しの努力で改善することができるところなので是非産後の生活に役立て頂ければと思います。
まとめ
産後の困った問題。肌荒れをなんとかしたい
産後に起こる肌荒れの原因は
対処の方法は
たかが睡眠されど睡眠
食事もきちんと