産後の気になる症状で多いものの1つに下痢があります。赤ちゃんのお世話もあるのにお腹も下しているとなかなか大変です。
そこで今回は 産後 の 下痢 に要注意、下痢の原因と対処方法について説明します。
産後の下痢に要注意!原因と対処方法について
産後にどうして下痢になる?原因は?
産後の下痢の原因は主に4つあります。
1つ目は消化不良です。産後はまだまだ体調が完全には回復していません。その中での育児で消化機能が低下し下痢になっている可能性があります。
2つ目は自律神経の乱れです。便が出る働きは自律神経が蠕動運動をすることでおこります。産後は体調不良に育児で睡眠も不足するので自律神経が崩れやすくなっています。自律神経が崩れると冷えや消化機能も乱し下痢になってしまいます。
3つ目は骨盤底筋の傷みです。骨盤底筋は尿道や膀胱、直腸や子宮の臓器を支えています。子宮口が開き、出産するまでに5時間以上経過した人や3,500グラムより重い赤ちゃんを出産した人は骨盤底筋が傷ついている可能性が高いです。
骨盤底筋が痛むと尿漏れだけでなく下痢の症状も引き起こします。
こんな症状なら要注意!
下痢の症状によっても注意が必要です。
1つ目は嘔吐や発熱がある場合です。産後はどうしても免疫も低下しているため食中毒などになりやすい傾向があります。発熱や嘔吐がある場合はすぐに病院を受診しましょう。
2つ目は血便が出る場合です。血が混ざった便が出る場合は腸や胃に病気がある可能性があります。下痢をした時に鮮血が出る場合は肛門付近で出血しているか痔になっている場合があります。出血が長引いてしまうと貧血になる可能性があるため病院を受診してみましょう。
3つ目は帝王切開による腸の癒着です。切開部分が癒着することで腹痛だけでなく下痢の症状もあらわれやすくなります。放っておくと不妊症になってしまう可能性もあるので病院へ行って相談をしてみましょう。
生活においての対処方法とは
下痢をしている場合はまずは生活を見直す必要があります。最も大事なのはストレスを溜めないようにリラックスをして過ごすことです。
産後は自律神経が崩れやすいうえに慣れない育児でストレスが溜まりやすくなっています。なるべく育児は家族に協力してもらい、ストレスを発散できる環境を確保しましょう。
また、ストレスが溜まってきたら家事や育児を休んで安静に過ごして見ることも必要です。両親や夫にできることは協力してもらって無理なく過ごし、休むことで自律神経も整うようになり下痢も収まってきます。
また食生活の見直しも計りましょう。お粥などは胃の負担を減らしてくれます。飲み物も食べ物も温かい物を食べるようにすると消化も良くなるでしょう。
傷んだ骨盤底筋を治す姿勢
骨盤底筋を治して鍛えることで下痢の症状が改善する場合があります。時間のある時で良いので骨盤底筋を治す姿勢をしてみましょう。
1つ目は四つん這いの姿勢です。床に膝をついて肘を立て頭を乗せ、膣と肛門を締めます。
2つ目は仰向けです。仰向けになり足を肩幅くらいに開きます。膝を立て膣と肛門を引き締めましょう。
3つ目は机にもたれる姿勢です。手足を肩幅くらいに開いて机につき、全体重を腕に乗せましょう。背中と顔をまっすぐ伸ばし肛門と膣の引き締めを行います。
各10秒ずつ程度気づいた時に行うようにしましょう。
治らない場合は薬を使用しましょう
どうしても下痢の症状が改善されない場合は薬を服用してみましょう。授乳中だと飲んで良い薬と赤ちゃんに影響を与えてしまう薬があるので、まずはかかりつけの病院に相談をしてみてください。
市販薬は赤ちゃんに影響する物もあるのでやめましょう。病院に行くと赤ちゃんに影響のない薬を処方してくれます。
下痢で悩んだらまずはストレスを溜めずにリラックスする生活を心がけましょう。食事などに気をつけてゆったりと過ごすようにしましょう。
まとめ
産後の下痢に要注意!原因と対処方法について
産後にどうして下痢になる?原因は?
こんな症状なら要注意!
生活においての対処方法とは
傷んだ骨盤底筋を治す姿勢
治らない場合は薬を使用しましょう