10か月ほどの妊娠期間を経て出産を終えて女性が気になることの一つはダイエットではないでしょうか。妊娠中は胎児のため母体は多かれ少なかれ体重も増え体形も変わっていることでしょう。
産後 どのような ダイエット方法 で元に戻せるかについて解説します。
骨盤を意識!産後の正しいダイエット方法とは
産後ダイエットを始める時期
産後の体を整えるポイントは骨盤です。妊娠中は胎内で胎児を育てるため靭帯がゆるみ、骨盤がずれやすくなります。胎児を娩出する際もさらにずれますが、産後半年間は骨盤も動きやすいといわれます。
だからと言って産後すぐダイエットを始めるのは禁物で、まずは体を回復させることが先決です。1か月健診で異常がなければ開始すると良いでしょう。ただ、帝王切開だった場合には医師と相談して指示に従いましょう。「子供が成長してからゆっくりと」などと開始を遅すぎてもいけません。
正しい産後ダイエット法のポイント
産後のダイエットにおいて最も重要なことは、育児を最優先にすることです。特に、母乳育児中の人は摂取カロリー制限などの無理なダイエットを行うと母乳が出なくなったり、質が悪くなったりして母乳育児がうまくいかなくなってしまうことがあります。
次に、産んだからすぐ元の元気な体に戻るわけではないと認識しておくことは大切です。産後は精神的にも不安定になる時期が訪れますから、下手をすると産後うつになってしまうこともあります。
産後1か月はダイエットよりもまずなるべく安静にし、栄養バランスの整った食事を意識して過ごしましょう。焦りは禁物です。
骨盤矯正でダイエット
胎児を育てて娩出するまでの期間に最大に広がった骨盤は産後3~4か月かけて少しずつ元の位置に戻ろうとする動きを見せます。しかし、妊娠前から骨盤が緩んでいる場合にはうまく戻ることができず血流の低下などを招き結果として太りやすくなってしまうという問題があります。
ですから整体やマッサージなどを受けたり、赤ちゃんが寝ている間にヨガやピラティスをしたりすると効果的でしょう。なお、産後の骨盤矯正は約3週間程度で開始することが可能といわれていますが、こちらも1か月健診で医師と相談しておきましょう。
その他にも産後しばらく骨盤ベルトを習慣的に身に着けるようにして骨盤を安定させましょう。補正下着をつける方法もありますが、帝王切開など体調によっても装着できるものが違ってきます。無理に体を締め付けないものを選びましょう。
食生活におけるダイエット法
実は、母乳育児を軌道に乗せることがダイエットにもつながります。母乳というのは血液を通じて赤ちゃんに栄養を与えるため、1日600kcalから1000kcalも消費することがあります。
太らせる元となる脂質や糖分が多い食事は母乳が詰まりやすくなることにより乳腺炎のトラブルを引き起こすことがありますので、母親は食事内容に気を配るようになってきます。
昔ながらの日本伝統食の和食を摂るようにすると、いつの間にか体重が減少したという人も少なくありません。というのも、高たんぱく低カロリーのメニューが多いので栄養が豊富であるうえに便通を改善する食物繊維も豊富なのでダイエットにつながるのです。
栄養バランスの良い食事を3食きちんと取りましょう。白湯などの温かい飲み物を飲むようにすることで血行改善にもなり、新陳代謝が促進されて脂肪を燃やしやすくしてくれます。
運動に関するダイエット法
無理なダイエットは1か月健診まで行わない方が良いと述べましたが、産褥体操だけは違います。実は産褥体操は出産当日から始めることができるストレッチで、出産後の体の状態を改善してくれる効果があります。帝王切開の場合には医師と相談してください。
1か月を過ぎると赤ちゃんも外出することができるので、抱っこひもで一緒にお散歩しても良いでしょう。また、骨盤スクワットや腹筋もお勧めです。骨盤を支えるインナーマッスルを鍛えると、ダイエット効果や姿勢改善、自律神経を整えるなど様々な効果があります。
くれぐれも無理をしない範囲で行うようにしてください。
まとめ
骨盤を意識!産後の正しいダイエット方法とは
産後ダイエットを始める時期
正しい産後ダイエット法のポイント
骨盤矯正でダイエット
食生活におけるダイエット法
運動に関するダイエット法