産後には便秘になりやすいといわれていますが、この便秘の原因はさまざまなものがあります。そのため、 産後 の 便秘 を 解消 するためにもさまざまな方法があります。
では、辛い便秘を解消するためにはどのような方法があるのでしょうか。便秘の定義から要因、また解消法まで詳しくご紹介します。
産後の辛い便秘を解消するために必要なこと
便秘の定義とは?
便秘になる方はたくさんいらっしゃると思いますが、どの程度排便がないと“便秘”というのでしょうか。
そもそも便秘とは、排便の回数が少ない場合など便がお腹のなかに溜まっている状態を指します。
そのため、何日も便が出ていないから便秘というわけでなく、排便があったとしても残便感がある場合には便秘をいうのです。
日本内科学会における定義として排便が3日以上ない場合や排便があっても残便感がある場合には便秘といわれています。
産後に便秘になる原因とは?
産後には便秘になりやすいといわれており、身体の変化や生活環境の変化などさまざまな要因が関係しているといわれています。
いくつか考えられる原因のなかで代表的なものとしては、会陰切開や帝王切開の傷をかばう場合や筋力の低下、水分不足、生活環境の変化があります。
分娩の際に会陰切開をおこなった場合や帝王切開で出産をおこなった場合には産後すぐには傷口が治りきっていないため、排便の際にいきむことが辛いと感じることが多いです。
そのため、排便を我慢してしまうことで便秘につながっていってしまうのです。
また妊娠中にはお腹が大きくなるにつれて身体を動かすことも少なくなり、腹筋の力が弱くなっていってしまいます。
そのため、産後に腹筋の力が弱く、排便の際にいきむ力が弱くなり便秘につながることもあります。
そのほかにも授乳に水分を多く奪われる、育児が忙しくなり水分をとる量が少ない、トイレにいく暇もなくなるなどの生活環境の変化が関係しています。
産後はいつからが便秘?
産後すぐに排便がある場合もありますが、産後には会陰切開や帝王切開などの傷口を気にしてしまい、便秘につながってしまう可能性があります。
また産後の身体の変化などによっても排便までに時間がかかる場合もありますので、産後4日から5日ほど平板がなくても特に心配することはないといわれています。
しかし、退院する日になってもまだ排便がない場合や、排便がないことでお腹の痛みや体調に変化がある場合には病院の先生に相談することをおすすめします。
長い期間排便がない場合には授乳中でも安心して飲mことのできる薬を処方してもらいましょう。
薬以外の便秘解消法
産後でも授乳をおこなう必要がある場合にはなるべく薬を飲むことを避けておきたいと思いますよね。
そのため、できる限り生活習慣などを改善することによってべんぴを解消させましょう。
水分を普段よりも意識して多く摂取することや、食物繊維の多いものや乳酸菌を含む食品を多めにとり栄養バランスのとれた食事に改善する、適度に運動をおこなう、痔の症状がある場合には痔の治療を早めにおこなうなどの解消方法があります。
また、育児で忙しいかと思いますが、排便を促すために毎日決まった時間にトイレに入ることで身体のなかのリズムが整い排便がスムーズにいくようになります。
産後は排便がおこりやすいからといって便秘をそのままにしておいては体調不良を引き起こしてしまうため、できるだけ早く便秘を解消し、どうしても自力で改善しない場合には病院で薬の処方をお願いしましょう。
ストレスが原因になる場合も
産後の便秘にはさまざまな要因がありますが、排便がないことを心配してしまい、これがストレスとなってさらに便秘を招いてしまうこともあるのです。
そのため、便秘を解消するためにさまざまな解消方法を試すことも必要ですが、あまり考えすぎないようにし、ゆったりとリラックスした時間を過ごすことで便秘が解消されることもあります。
まとめ
産後の辛い便秘を解消するために必要なこと
便秘の定義とは?
産後に便秘になる原因とは?
産後はいつからが便秘?
薬以外の便秘解消法
ストレスが原因になる場合も