妊娠中、何のトラブルもなく順調に成長し、定期的な妊婦健診を受け、発育も順調でほっと安心していたのもつかの間、逆子だと分かりとても不安になるお母さんも多いのではないでしょうか。
逆子 体操 の知識を身につけ、正しく体操しましょう。
逆子体操ってなに?どうやればいいの?
そもそも逆子とは
逆子とは、本来ならお腹の中の赤ちゃんは頭を下にした状態(頭位)ですが、頭が上になっている状態を言います。骨盤位とも言われます。妊娠初期の頃に逆子であっても、妊娠28~30週ごろに赤ちゃんの成長に伴い、自然に頭を下に向ける事が多く、あまり心配する必要はありません。
しかし、妊娠30週を過ぎると赤ちゃんが大きくなり回転する余裕がなくなり、徐々に位置が固定されてしまいます。病院によって異なりますが、妊娠28~34週に逆子体操を指導される事が多いでしょう。
逆子体操の準備
トイレを済ませ、腹帯を外しリラックスした気持ちで行いましょう。また、よく見える位置に時計を用意しましょう。好きな音楽を流したりするのも良いでしょう。
逆子体操の種類と方法
逆子体操にはいくつか方法がありますが、体に負担がかからないよう無理は禁物です。慣れるまでは、時間を短くし様子を見ながら行い、かかりつけの医師とよく相談し行って下さい。
胸膝位(きょうしつい)
うつぶせになり、腹部の力を抜きます。そして、両膝をつきお尻をできるだけ高く持ち上げます。15~20分程度行い、すぐに頭を上げず休みましょう。体勢が辛いときは、クッションや枕を使い、負担を軽減しましょう。
側臥位(そくがい)
赤ちゃんの背中が上を向くように横になります。どちらの向きで横になれば良いのかかかりつけの医師に確認を取ってください。この体位を行う事で、赤ちゃんがクルッと回転する事があります。
仰臥位(ぎょうがい)
仰向けになり、腰の下にクッションや枕を置きその体勢を10分程度行いましょう。慣れるまでは2、3分から始めると良いでしょう。また、慣れていない場合、お腹が張ってくる事があるので、無理は禁物です。
より効果的な行い方
入浴後の体が温まった状態は子宮周辺も温まっている状態となり、赤ちゃんの動きも活発となるのでより効果的でしょう。また体操前後に足浴を行う事で血流がよくなりおすすめです。
女性には冷え性が多く悩んでいる方も多いですが、実は冷えは逆子の原因の一つとも言われています。足浴は体操前後に行う事がより効果的であり、さらに足の冷えも緩和され良いことづくしです。
冷え性は女性の大敵ですが、妊娠中は特に注意したいところです。そして、もう一つ効果的なのが赤ちゃんへの話しかけです。もうすぐ産まれてくる我が子をイメージし、「逆子なおってね」「頭を下に向けるのよ」等と話しかけながら行うと良いでしょう。
逆子をなおす為だけでなく、赤ちゃんに話しかける事でもうすぐお母さんになるという実感も感じられる事でしょう。
注意点
逆子体操をする時は、医師の指導のもと行う事が重要です。逆子体操には、へその緒が絡まる、お腹が張るといったリスクもありますので必ず自己判断での実施は絶対にやめましょう。お腹の痛みや、張りなどがないか注意し無理をしないよう行って下さい。
また健診のたびに赤ちゃんの向きが変わることもあるので、健診時に向きを確認し逆子体操の際は向きに注意し間違わないように行って下さい。
そして、何よりお母さんのリラックスした気持ちが大切です。お母さんの不安な気持ちが赤ちゃんに伝わってしまいます。逆子がなおらなかったら・・・とネガティブにならず、「一緒になおそうね」「なおるといいな」というポジティブでリラックスした気持ちでいる事が大切です。
まとめ
逆子体操を学んで、正しく体操
そもそも逆子とは
逆子体操の準備
逆子体操の種類と方法
より効果的な行い方
注意点