第一子が2歳を過ぎたころ、夫婦の会話にも自然とそろそろ二人目をという話題が出ていました。そんな時、特に苦労もせず思ったようなタイミングで、第二子を妊娠したことがわかりました。
第一子が、妊娠中から出産まで、そして出産後も特に困ることなく、順調に過ぎたので当たり前のように今回も出産へと向かうのだろうと思っていました。
そんな矢先、突然の出血、そして流産を受け入れなければなりませんでした。 流産 の 原因 は何でしょうか。
まさか自分が流産・・・その原因はなに?
意外と多い流産経験者
初期流産(妊娠15週まで)の確率は、10~15%程度といわれています。つまり、低く見積もっても10人に1人くらいは流産してしまうのです。いざ流産を経験すると、なぜ私が・・・と非常に落ち込み、ひどく運が悪かったような気持ちになるでしょう。
しかし、実際は意外と周りにも同じ体験をして、悲しい思いをした人が多いのです。『流産』というものが、積極的に話す話題でなく語られる機会が少ないので、自分だけが・・・と思いやすいのです。
もし、周りの仲の良い友だちに流産したことを打ち明けると、もしかしたら「実は、私も・・・」ということがあるかもしれません。
自分を責める母親
たとえ一時でも母親となったものは、流産した時に多かれ少なかれ皆自分の行いで悪いところがあったのではないかと考えると思います。
自転車に乗ったのがダメだったかしら、妊娠に気づく直前に飲んだ風邪薬がダメだったのかしら、重いものを持ったからかしらなどと邪推してしまう人がほとんどでしょう。
実際、流産した人のブログやSNSでは多くの母親が自分を責めて苦しんでいるものが見受けられます。妊娠がわかり、すぐに母性が芽生えるので、何かあった際に自分のせいで・・・と考えてしまうのです。
流産の原因の推測は愚行
初期の流産の原因は、受精卵側に問題がある場合がほとんどと言われています。現に流産になったあとに、主治医の産科医に原因を詰め寄っても、はっきりとした原因は分からないと言われるでしょう。
受精卵に問題があり、育っていくことができない命が淘汰されてしまったもので、誰にも止めることができなかったことなのです。ですからそれを、何が悪かったのかと考えること、邪推することは全く実のないことです。
もし、続けて3回、4回と流産を繰り返してしまうときは不育症という病気の可能性がありますから、その時は不育症の治療をしなくてはなりませんが、一度や不運にも二度流産をしてしまったからといって、不育症の検査をすることはありません。
流産の種類
流産にも、いくつかの種類があります。母体は何の症状も感じず、定期検診のエコー検査で胎児の成長が止まっていて発覚するものを稽留流産といいます。
出血や腹痛の自覚症状があるものを進行流産といいます。進行流産が進行し子宮の内容物がすべて自然に出てしまうことを完全流産といいます。出きらずに子宮内に一部残ったままになっているものを不全流産といいます。
稽留流産と、不全流産は産科医による掻把処置で残った内容物を出す処置を受けなければいけません。完全流産は、特に何の処置も要らないので、不幸中の幸いといえるかもしれません。
このように、流産にも種類がありますが、いずれの流産も先にも述べましたが原因を追究することはできません。
前向きな気持ちで
初期流産を一度経験した人は、次に妊娠した時もまた流産したらどうしようと不安になると思います。一度流産した人は、次も流産しやすいかと言ったら全くそんなことはありません。
それよりも、ひどく落ち込んでいたり考えすぎたりして、ストレスフルな状態は、かえって次の妊娠を遠ざけてしまうかもしれません。妊娠という奇跡を起こすには、夫婦ともリラックスして生活する必要があります。そして、新しい気持ちでまた赤ちゃんがお腹に帰ってきてくれる日を待ちましょう。
まとめ
まさか自分が流産・・・そしてその原因は
意外と多い流産経験者
自分を責める母親
流産の原因の推測は愚行
流産の種類
前向きな気持ちで