ルトラール は黄体ホルモンと同じようなはたらきをするため、不妊治療や生理不順などの婦人科系の症状に対して効果がみられます。服用をすることでさまざまな副作用がみられます。
頭痛や吐き気といった症状のほかにもむくみや 太る といった副作用もみられる方がいます。
ルトラールを服用すると太るって本当?
ルトラールとはどのような薬?
ルトラールとは、黄体ホルモンを補助するはたらきのある経口薬です。特に不妊治療や生理不順などの婦人科系の疾患に多く使用されます。
近年では、黄体ホルモンを身体のなかで上手に作ることが難しい方が増えてきており、ルトラールを使用する治療をする方も増えています。
ルトラールを服用するとどうなる?
ルトラールを服用することで、体内の黄体ホルモンが増えていきます。すると、子宮内膜を厚くし、妊娠をしやすい状態にしていきます。
黄体ホルモンが増えると妊娠をしやすくなるだけでなく、基礎体温が高い状態を保ち妊娠が成立した場合には妊娠した状態を継続しようとします。
また、不妊治療のほかにも不正出血や無排卵月経、生理不順といった生理のトラブルの改善にも効果がみられます。このようにルトラールにはさまざまな効果がみられますが、同時に副作用もみられます。
副作用の症状には頭痛や腹痛、吐き気などの妊娠初期症状に似た症状がみられます。これらのほかに、血栓ができてしまう場合もあるのでルトラールの服用後に少しでも異常を感じてしまった場合にははやめに病院へいきましょう。
ルトラールを服用すると太る?
ルトラールを服用すると電解質の分解に異常をきたしてしまう場合があります。電解質の分解に異常がおきてしまうと、水分を身体にため込みやすくなってしまいます。その影響によって、むくみやすくなってしまったり、体重が増えてしまうこともあります。
ただし、体重が増えるという副作用は0.1%ほどとされています。またこの場合の体重増加というのは主にむくみによっておこると思っておいてください。
これらのむくみや体重増加の副作用は薬の服用をやめると改善されることがわかっていますが、なかには服用をやめてもむくみや体重増加がおさまらないこともあります。
さらに、むくみのほかにもふくらはぎに違和感や痛みを感じる場合もあります。この場合にはむくみではなく、ふくらはぎに血栓ができてしまっている可能性もあるのではやめに病院へ相談しましょう。
ルトラールの注意点
不妊治療や生理不順などを改善するために効果のあるルトラールですが、副作用などもみられるため、服用には十分注意が必要です。
ルトラールを処方される場合には病院の先生から服用の際の注意点や飲み方、飲む手順などが説明されるかと思います。そのため、服用する場合には、用法・用量をきちんと守って服用しましょう。
また、通常ルトラールを服用している間には生理はおきません。しかし、長期間飲んでいる場合や、体質的にルトラールが合わない方などは、服用している際に生理がおきてしまう可能性もあります。
その場合には身体に異常がおきているというよりも、薬の効果が薄い場合などが考えられますので病院の先生と相談しましょう。薬の変更や治療方法の変更などが検討される場合もあれば、薬の量が増えることもあります。
飲み始めたばかりの頃はこれまで少なかった黄体ホルモンが急激に増えるため、体内ホルモンのバランスが大きく崩れてしまいます。
そのため、最初は副作用を感じてしまい、辛い日々が多いかもしれませんが、体調をみながら無理をせずに生活をしていきましょう。
特に不妊治療を目的としている場合には、体調が悪い場合には家族の方に協力してもらい、妊娠にむけての準備をしていきましょう。
まとめ
ルトラールを服用すると太るって本当?
ルトラールとはどのような薬?
ルトラールを服用するとどうなる?
ルトラールを服用すると太る?
ルトラールの注意点