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卵巣がんは検査でわかる?

miwa

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ransougan kensa

卵巣がんは乳がんに次いで多い女性特有のがんだと言われています。昔は欧米人に多かったのですが、近年日本人でも増加傾向にあります。卵巣がんとはどのようなものなのでしょうか、また 卵巣がん の 検査 では何をするのでしょうか。

卵巣がんが発覚しても妊娠はできるのでしょうか。


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卵巣がんは検査でわかる?


- 目次 -

  • 卵巣がんの別名はサイレントキラー
  • 卵巣がんの検査内容
  • 卵巣がん発見!今後妊娠できる?妊娠中に発見されたら?
  • 定期健診で自分を守ろう

卵巣がんの別名はサイレントキラー

卵巣は子宮の左右に一つずつあります。大きさは親指くらいで子宮の両端から伸びている卵管という管にくっついています。卵巣は卵子を作り女性ホルモンが分泌される場所で女性にとってとても大切な臓器ですが、腫瘍ができやすい臓器だとも言えます。

卵巣がんは別名サイレントキラーとも呼ばれています。卵巣は骨盤の中にあり子宮との固定が緩く良く動くからだと考えられています。

そのため腫瘍が新生児の頭くらいの大きさ(直径10センチ以上)にならないと周囲の臓器を圧迫するなど自覚症状があらわれにくいのです。つまり自覚症状があってから検査を受けたとしても卵巣がんはすでに進行している状態だと言えます。

卵巣がんの多くは上皮細胞から発生する上皮性腫瘍とされています。その原因は排卵にあります。排卵するたびに卵巣表面の上皮が破れては修復されるということを繰り返して卵巣がんが発生すると考えられています。上皮性腫瘍に次いで多いのが肺細胞腫瘍です。

卵巣内の卵細胞からがんが発生することです。卵巣がんには2種類あります。

漿液性腺がん

突然発症し急速に増殖するがんのことです。非常に進行が早く、発見した時点で既にステージⅢ、Ⅳ期の状態ということもあります。

非漿液性腺がん

比較的ゆっくりと発症するがんのことです。その中でもリンパ節への転移が起こりやすいか起こりにくいか、抗がん剤が効きやすいか効きにくいかでいくつかに分類されるそうです。


卵巣がんの検査内容

内診

指で調べる触診と器具で調べる超音波検査があります。子宮の状態、卵巣の大きさ、形、腫瘍の状態、腫瘍と他の臓器との位置関係や転移がないか、リンパ節への転移がないかなどを調べます。

CT、MRI

CTはX線をあて腹部の断面を映し出します。MRIには磁気が使われます。3D画像でみることで卵巣腫瘍が他の臓器やリンパ節へ転移していないかをより正確に調べることができます。

血液検査

血液検査をすることで卵巣がんを発見することができます。がん腫瘍ができると特殊な物質が大量に作られます。卵巣がんの腫瘍マーカーはCA125という物質の数値を調べることです。卵巣がんが進行すればするほどCA125の数値は高くなっていきます。

つまり、この数値によって卵巣がんの発見と共に重症度もある程度わかるということです。しかし、この腫瘍マーカーは子宮筋腫、子宮内膜症、腹腔内炎症、卵巣出血、妊娠でも数値が高くなってしまいますので、血液検査だけで卵巣がんを断定することはできません。


卵巣がん発見!今後妊娠できる?妊娠中に発見されたら?

これから妊娠を考えている女性に卵巣がんが発見され、それが悪性だった場合「今後妊娠できるの?」と不安になるでしょう。

腫瘍を取り除き再発しないようにすることが一番重要です。例え片方の卵巣にしか腫瘍がなくても両方摘出し転移しやすい子宮も取り出す手術を行うのが一般的でしょう。

しかしそれでは妊娠は不可能な身体となってしまいます。患者が妊娠を希望していて卵巣がんが初期段階であれば、卵巣がんがある片側の卵巣と卵管を取り除き、もう片方の卵巣と卵管と子宮は残す「妊孕性温存手術」という方法の手術が行われます。

卵巣が一つでも妊娠、出産は可能です。しかし、卵巣がんの進行や転移状況などによっては妊孕性温存手術ができない場合もあります。

また、妊娠中に卵巣がんが発見された場合妊娠は継続できるのでしょうか。腫瘍の状態によりますが、腫瘍が悪性であれば腫瘍の大きさを問わず手術の必要があります。

手術の時期は14~16週頃に行われるケースが多いです。

妊娠中に卵巣がんがみつかったとしても妊娠を継続する方針で治療されるケースがほとんどですが、進行具合によっては妊娠中に化学療法が行われることもありますし、残念ながら妊娠を断念しなければならないケースもあります。

定期健診で卵巣の状態が変化していないかチェックしてもらいましょう。


定期健診で自分を守ろう

卵巣がんは早期発見することがとても難しい病気です。妊娠すると妊婦健診で身体のチェックをしてもらえますが、そうでない人はなかなか婦人科へ足を運ぶ機会がないのではないでしょうか。

卵巣がんは女性であれば誰もがなり得る病気です。一年に一度子宮がん検診を受けましょう。内診と超音波検査で卵巣の状態をチェックしてもらいましょう。そうすることで比較的進行がゆっくりな非漿液性腺がんは早期に発見できるでしょう。

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まとめ

卵巣がんは検査でわかる?
卵巣がんの別名はサイレントキラー
卵巣がんの検査内容
卵巣がん発見!今後妊娠できる?妊娠中に発見されたら?
定期健診で自分を守ろう

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Filed Under: 妊娠中の病気 関連タグ:卵巣がん, 検査

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