女性の体は生理期間中や排卵の時期、妊娠中などいろいろな原因から腹痛などを起こします。症状が悪化すると卵巣から出血する場合もあります。
そこで今回は 卵巣 からの 出血 はどのような症状の時に起きるのか、どのような病気があるのかご紹介します。
卵巣が出血する病気にはどんなものがあるのか
卵巣が出血する原因とは
女性には月に一度生理がきますが、生理時は女性ホルモンの影響で子宮内膜がどんどん厚くなるのですが、生理がくるとこの子宮内膜の組織がはがれ落ちて経血となって体の外に出て行くのが通常です。しかし生理時に腹部に激痛が起こったりすることがあります。
それが生理痛であればいいのですが卵巣の出血による原因の場合もあるのです。その他にも排卵時に起きるもの、妊娠中に起きるものなど原因は人によっていろいろ原因は違います。まずはどんな原因があるのか例をあげてみますので参考にしてください。
卵巣が出血する病気とは
子宮内膜症
子宮内膜の組織は通常子宮内膜の内側にできるのですが、子宮内膜以外のところにできてしまうことがあるのです。
子宮内膜の内側ではがれ落ち落ちて経血となって体の外に流れて行くのですが、子宮内膜以外に組織ができると体の外に経血が流れていくことができなくなりお腹の中に血液が溜まり炎症が起きて腹痛や吐き気などの症状がでてきます。
そして子宮内膜の組織が卵巣にできてしまうと卵巣内に血が溜まってしまう病気がチョコレート嚢胞と言われています。
排卵による卵巣の出血
生理が終わったはずなのにまた出血している場合の原因として考えられることは排卵時による卵巣の出血が多いのです。排卵の時に何らかの刺激などにより卵巣が傷ついて大量出血する場合があります。これもまた腹部に激痛が起こったり貧血や吐き気などの症状がでます。
子宮外妊娠
通常は子宮内膜に着床するのですが子宮内膜以外のところに着床することを子宮外妊娠と言います。子宮外妊娠は通常の妊娠時の症状と違い基礎体温が乱れます。そして下腹部の激痛や吐き気、めまいなどがあります。
初期症状は妊娠時の症状とよく似ているのでまずは病院で超音波エコーで調べてもらうのがよいでしょう。
卵巣出血の治療
症状によっても違いますが、卵巣の出血が少ない場合や症状が軽い時は安静に過ごし経過観察をします。大量の出血や血圧の異常がある場合には入院し手術をすることもありますし輸血や造血剤の投与をする可能性もあります。
またはホルモンバランスが原因で卵巣の出血がある時はピルやホルモン剤の注射などで出血の様子をみることもあります。
卵巣出血で妊娠できるのか
卵巣の出血と聞くと妊娠できなくなるのではというイメージがありますが決してそんなことはありません。卵巣が出血したとしても排卵機能が問題なければ妊娠・出産は十分に可能なのです。
そして卵巣の出血は20~30代女性によくある症状ですので、もしも出血があったとしても安静にして様子をみましょう。すぐに痛みや出血が収まるようであれば問題ありませんが、まれに症状がでない場合もありますので念のため病院で診察してもらいましょう。
大量出血や下腹部の痛みがずっと続くようであれば早めに婦人科で診察してもらいましょう。気になる事は病院で相談し早期発見・早期治療は症状も軽く済みますし将来妊娠を希望する人は一度きちんと検査してもらうと安心です。
予防法は
卵巣の出血で一般的なものは排卵時に起きることが多いので排卵時は卵巣に刺激を与えないように気を付けましょう。そして定期的に病院で診察してもらうのが病気を未然に防ぐことができますし安心です。
そして生理以外の出血、下腹部の激痛など気になる症状がある場合は早めに病院で診察してもらうのがいいでしょう。
まとめ
卵巣が出血する病気にはどんなものがあるのか
卵巣が出血する原因とは
卵巣が出血する病気とは
卵巣出血の治療
卵巣出血で妊娠できるのか
予防法とは