妊娠後期に近づくと出産も間もなくになるので、陣痛までの兆候が気になりますよね。そのひとつとしておしるしがあるのですが、 おしるしから陣痛まで の時間はどのくらいなのでしょうか。またおしるしがきたらどのように行動をすればよいのでしょうか。
陣痛までの期間ややるべきこと、注意が必要な場合などについて紹介します。
おしるしから陣痛までの期間は短い?
おしるしとは?
おしるしとは、医学用語では“産徴”とよばれています。お産が近くなり、子宮口が開いてきていることをあらわしています。子宮口が開くことで赤ちゃんが包まれている卵膜と子宮壁の間に空間ができ、これがこすれあうことで微量の出血がおきます。
この出血がおしるしとなるのです。おしるしの見た目は薄いピンク色が一般的であるため、出産が間近に迫っている際にこのおしるしがみられた場合には陣痛がおきるかもと心の準備をしておくことをおすすめします。
おしるしが来たらすぐに陣痛がおきる?
おしるしがみられたら、いつ陣痛がくるのだろうと緊張しますよね。ただし、おしるしから陣痛までの時間には個人差があり、おしるしから間もなく陣痛がくる場合もあれば、3日程経過しても陣痛がおきない場合もあります。
一般的には、おしるしがみられてから1週間以内には陣痛がおきるといわれています。また、おしるしは必ずしも全員におきることはないので、おしるしがみられず陣痛がおきる方もいらっしゃいます。
おしるしが来ても陣痛がこない場合は?
先ほども述べたように、おしるしがみられてから陣痛がおきるまでの時間には個人差があります。一般的には陣痛がおきるまでには1週間といわれていますが、人によっては1週間以上がたっても陣痛がおきない場合もあります。
特に初産の方ではなかなか陣痛がこないと心配になる方もいらっしゃると思いますが、特に心配する必要はないといわれています。おしるしがきたら念のため病院へ相談しておくことをおすすめします。
万が一、そこからなかなか陣痛がこない場合、そのまま様子をみるのか、陣痛促進剤などを使用して陣痛をうながす治療を施す場合もあります。
おしるしがきたらなにをする?
おしるしがきた!そろそろ陣痛かも?と思い、なにをして良いかと思う方もいらっしゃるかと思います。ただし、おしるしがきたからといって特に安静にするなどは必要なく、普段と変わらず家事などをおこなってもかまいません。
しかし、急な出血や破水などがおきる可能性もあるので、その場合にはすぐに病院を受診することが重要です。また、おしるしがみられたら入院準備を完了させ、荷物はすぐに持って出られるように玄関先などにおいておきます。
すぐに病院へいく必要がある場合
おしるしが妊娠37週以内におきた場合や、出血と合わせて腹痛がある、出血が止まらず出血量が多い場合などにはすぐに病院へいくことをおすすめします。それぞれに問題となる原因があるため、早急に対処しなければ母子ともに危険が及ぶ可能性があるのです。
37週以内におしるしがある場合には、早産の兆候である場合や切迫早産が始まっている可能性があるのです。さらに妊娠32週未満の場合におしるしがみられた場合には未熟児で産まれてしまう可能性が高いためすぐに病院での処置が必要です。
出血と合わせて腹痛がある場合には常位胎盤早期剥離がおきている可能性があります。痛みがひどく、お腹がカチカチに硬くなってしまっている場合には可能性がより高くなっているので、病院へすぐに連絡をしましょう。
出血がとまらない、出血量が多い場合はおしるしである可能性がありますが、なんらかの症状が身体に起きている可能性もあるので、念のため病院で処置をうけましょう。
まとめ
おしるしから陣痛までの期間は短い?
おしるしとは?
おしるしが来たらすぐに陣痛がおきる?
おしるしが来ても陣痛がこない場合は?
おしるしがきたらなにをする?
すぐに病院へいく必要がある場合