出産前におしるしがみられることもあります。このおしるしには色や量など個人差がみられます。妊婦さんのなかには おしるし が 茶色 になっている方もいらっしゃいます。
茶色のおしるしが出た場合には身体に異常がでているのかと心配になることもあるかと思いますが、そうではありません。ではどうしておしるしが茶色になることがあるのでしょうか?
おしるしが茶色の場合には異常がある?
おしるしとは?
出産の時期が近づくにつれて子宮口はすこしずつ開き始めます。この際に身体から排出されるおりもののことを“おしるし”と呼んでいます。おしるしの特徴としては、普段のおりものと比べて血液の色が混ざっている点です。
血液が混ざったような色になる原因としては、出産が近づくことで子宮口が徐々に開いてきます。この際に子宮壁と卵膜がこすれることで卵膜がはがれ、出血の原因となります。この血液とおりものが混ざることで“おしるし”になるのです。
おしるしには個人差がある
おしるしは血液が混ざった状態でありますが、おしるしには個人差があります。おしるしがあるかないか自体にも個人差があります。妊婦さんのなかにはおしるしがみられないまま陣痛がきて出産にいたる場合もあります。
そのほかにも色や量などにも個人差があります。鮮血のように真っ赤な場合もあれば、茶色がかったような色やピンク色、乳白色など人によってもさまざまです。
量では生理のように何日もおしるしが続く場合もあれば、少し下着が汚れる程度のおしるしが出る場合などがあります。
そのため、必ずしもおしるしがあるとは限らず、おしるしの状態も人によっては異なるので、少しでもからだに異変を感じた場合には病院へ連絡し指示を受けることをおすすめします。
茶色のおしるしは異常?
おしるしの色には個人差がありますが、茶色のおしるしがでる場合には異常があるの?と思われる方もいるかと思います。茶色のおしるしがみられる場合でも特に気にすることはありません。
茶色になっている原因としては血液が酸化して排出されている場合が多くあります。また血液が身体から排出されるのに時間がかかっているといった目安にもなります。真っ赤な状態のおりものである場合には出血後比較的はやく体外へ排出されています。
これに比べて茶色くなっているおしるしは血液が排出されてからしばらく時間がたった状態で排出されていることがわかります。そのため、身体に異常があるのではなく出血から時間が経過しているかどうかの目印になっているのです。
おしるしがくるとすぐに陣痛がくる?
おしるしがくるとすぐに陣痛がくるとは限りません。さきほど述べましたが、おしるしがあるかどうか、おしるしの色や量には個人差があります。これと同じでおしるしの後すぐに陣痛がくるかどうかにも個人差があります。
おしるしがみられた場合にすぐ陣痛がくる方もいれば、1週間から10日ほどたってから陣痛がくる人もいます。なかには全く陣痛がこない方もいらっしゃいます。
そのためおしるしが来た場合にはもうすぐ陣痛がくると思うよりはそろそろ出産準備を…。と気持ちの準備を始めることをおすすめします。
おしるしの注意点
おしるしには個人差があり、血液の量などにも個人差があります。出産まで何度もおしるしがみられる方もいれば、1回おしるしがみられただけで出産がおきる場合もあります。
おしるしがあったからといって特に気にすることはありませんが、血液の量が多いおしるしが何回も続く場合には病院へいき検査をしてもらうことをおすすめします。なにかの病気が原因となって出血が続いている可能性もあるので、早いうちに検査をしてください。
まとめ
おしるしが茶色の場合には異常がある?
おしるしとは?
おしるしには個人差がある
茶色のおしるしは異常?
おしるしがくるとすぐに陣痛がくる?
おしるしの注意点