オリモノのチェックをしている方もいらっしゃると思いますが、大体オリモノとは白濁していたり、透明であったり、薄い黄色が多いかと思います。ただ、なかには経験された方もいらっしゃるかと思いますが、 茶色 っぽい オリモノ が 生理前 に出ることもあります。
これは、身体になにか異常がおきているのでしょうか?原因を詳しくご紹介します。
オリモノが茶色に!生理前におこる場合の原因
そもそもオリモノの役割とは?
オリモノとは、女性の身体を雑菌などから守る働きや、妊娠するための手助けをしてくれます。オリモノは生理周期に合わせて色や量などを変化させ、その時の身体に最適な方法で分泌してくれています。基本的には白濁した色で、少し酸っぱい臭いがします。
オリモノの生理周期に合わせた変化
オリモノは生理周期に合わせて状態や量などが変化します。生理が終わった直後にはサラサラな状態で、量は少ないです。そこから排卵期に向かい少しずつ量が増えていき、色も少しずつ白くなってきます。状態としてはまだまだサラサラな水っぽい状態です。
排卵がおきると、量が一気に増え、粘り気も増してきます。これは、妊娠を成立させるためのサポートと、赤ちゃんを細菌から守ってくれるためです。
そこから、生理が始まるまでは一度量が減ります。粘り気もだんだん強くなり、色が白濁します。そして、生理開始に向けて再びオリモノの量が増えていくのです。
茶色いオリモノの原因は?
なかには、生理前後に茶色がかったオリモノをみられる方もおるかっと思います。この原因は、生理の影響が大きいです。生理がこれから始まるとなると、身体は少しずつ古くなった子宮内膜をはがし、身体の外へ排出しようとします。
この少しずつ剥がれ落ちた子宮内膜がオリモノと混ざり合い、白っぽいオリモノが茶色っぽくなるというわけです。主には生理の前に出現しますが、まれに生理後にも、経血の残りが混じって体外へ排出することがあります。
茶色のオリモノは生理周期に当てはまる場合には特に身体に異常がおきていることは少ないといえます。また、生理前の出血の混じった血液には、妊娠の可能性もあげられます。
それは、妊娠する際に赤ちゃんのもとは子宮内膜へもぐりこむのですが、その際に子宮内膜の表面に傷がついてしまう場合があるからです。
生理周期と関係ない茶色のオリモノ
ただし、茶色がかったオリモノにも注意が必要な場合もあります。それは、生理周期と全く関係のない場合です。生理前後でもないのに血液が混じったようなオリモノがでてきた場合には気をつけましょう。病気の可能性があるためです。
どのような病気かというと、子宮頸がんや子宮体癌といったものです。この場合には、早期の発見が予後に影響をあたえます。そのため、生理が近いわけではないのに、オリモノがほんのうっすらと茶色っぽいかなぁ…。と感じた場合にはすぐに婦人科へ行き、検査を受けてみてください。
毎日のオリモノのチェックを習慣に
いち早く妊娠や病気に気づくためにも、毎日オリモノのチェックをかかさないようにしましょう。オリモノの生理周期による変化はあくまでも一般的なものです。もちろん、オリモノの色や量、状態などには個人差があります。
一般論の状態と自分自身のオリモノの状態を照らし合わせつつ、自分自身のオリモノの周期を覚えるようにすると身体に何か変化がおきると早期発見できるようになります。
また、オリモノは体調によっても変化することがあるため、体調が悪い日のオリモノの状態も把握していれば体調の変化にもいち早く気がつき対処することもできます。
また、個人差があるといっても、いかにもおかしい臭いや見た目の場合にはすぐに婦人科での検査、治療をしてもらうことをおすすめします。
まとめ
オリモノが茶色に!生理前におこる場合の原因
そもそもオリモノの役割とは?
オリモノの生理周期に合わせた変化
茶色いオリモノの原因は?
生理周期と関係ない茶色のオリモノ
毎日のオリモノのチェックを習慣に