妊娠初期 は 下痢 になりやすい妊婦が多いです。下痢の症状が続くと、自分の身体や赤ちゃんへの影響を心配するかもしれません。
そこで今回は、妊娠初期に下痢になりやすい原因と、その対処法について詳しくご紹介します。
妊娠初期の下痢の原因とは?対策も合わせて紹介します
妊娠初期の下痢が続く時期
妊娠初期とは妊娠2ヶ月から4ヶ月までの3ヶ月間をいいます。下痢が続く期間は個人差がありますが、一般的に妊娠4週目から症状が出始めて、12週頃までに落ち着く妊婦が多いようです。
数日で症状が改善する人もいれば、妊娠初期の終わりまで長い間ずっと下痢が続く人もいます。長期間続くと、赤ちゃんへの影響を心配する妊婦も多いようです。
妊娠初期の下痢による流産の可能性
下痢の症状が続くと、流産の可能性を心配するかもしれませんが、下痢が直接的な原因で流産するということは、ありません。子宮と腸が近い場所にあるので、不安になる人も多いですが、下痢の症状で子宮収縮につながることは、ほとんどありません。
ただし、下痢のほかにも激しい腹痛や吐き気がおきているときは、早めに病院を受診するようにしましょう。食中毒や感染症の可能性も考えられます。
妊娠初期の下痢の原因とは?
自律神経の乱れ
妊娠すると女性ホルモンが大量に分泌されます。特にプロゲステンやエストロゲン、hCGの分泌が増えることで、腸の中の水分が不足したり、腸の働きが弱まったりするために便秘や下痢がおきるといわれています。
つわりによる影響
妊娠初期はつわりで悩まされる妊婦も多いです。つわりで食事内容が偏ってしまうことが、下痢につながるといわれています。
脂っこいものばかり食べていると、消化不良になってしまったり、アイスなジュースなどの冷たいものばかり飲んだり食べたりすることでお腹が冷えてしまったりします。食事内容の偏りにより胃腸の調子を崩して下痢になってしまいます。
ストレス
妊娠していなくても、ストレスによって下痢になる場合があります。妊娠すると、体調の変化やつわりなどにより、精神的に負担がかかる妊婦も増えます。このストレスが下痢につながることも多いです。
貧血対策の薬による影響
妊娠中に貧血になる妊婦は多いです。病院でもらった鉄剤を服用していると、副作用で下痢になりやすくなります。
妊娠初期の下痢の対策
食生活に気をつける
つわりなどで、冷たい飲み物や食べ物ばかりを食べてしまいがちですが、なるべく控えるようにして、身体を温める食べ物を積極的に摂取するようにしましょう。生姜には全身を温める効果があるので、料理の時に少し加えると効果的です。
また、消化の良い食べ物を選んで食べるように心がけましょう。おかゆやうどん、豆腐などがおすすめです。脂っこい食べ物は下痢につながるので、なるべく控えるようにしましょう。生ものは火を通すと、消化がよくなります。
つわりで食べられないものが増える時期ですが、胃腸にいい食事をするように心がけましょう。貧血対策の鉄剤による下痢が原因の場合は、なるべく鉄分を多く含む食材を積極的に摂るようにしましょう。
冷えに気をつける
お腹に腹巻を巻いたり、カイロを使ってお腹を温めたりするなどして冷やさないように工夫しましょう。夏は冷房による冷やしすぎも注意が必要です。身体が冷えると下痢だけでなく、風邪を引くなど体調不良にもつながりやすいです。
こんな時は病院を受診しよう
妊娠初期は下痢になりやすいですが、長期に渡って症状が続いたり、吐き気や激しい腹痛を伴ったりする場合は、通常とは違う原因による可能性も考えられます。自分自身で判断してしまうのは危険ですので、早急に病院を受診しましょう。
妊娠初期の下痢の原因と対処法についてお伝えしました。妊娠初期の下痢の原因はさまざまです。あまり心配しすぎずに終わりを待つようにしましょう。
過度に不安になると、さらに体調が悪くなる可能性があります。食生活や冷え対策を行い、リラックスして妊娠初期の下痢を乗り切りましょう。
まとめ
妊娠初期の下痢の原因とは?対策も合わせて紹介します
妊娠初期の下痢が続く時期
妊娠初期の下痢による流産の可能性
妊娠初期の下痢の原因とは?
妊娠初期の下痢の対策
こんな時は病院を受診しよう