妊娠初期 には基礎 体温 が高い状態が続くことが一般的といわれています。しかし、なかには妊娠初期にも関わらず体温が 低い 方もいます。
これには、さまざまな原因があると考えられています。妊娠中にはさまざまな影響によって基礎体温が安定しないため、流産かもと思いこまないようにしましょう。
妊娠初期に体温が低い場合の問題は?
妊娠中の体温の変化
妊娠をする前から妊娠中には基礎体温の変化がおこります。基本的に、妊娠前には妊娠をスムーズにさせようと基礎体温が高い状態になります。
そして、妊娠をしたことを身体が察知すると妊娠を継続させるためにも基礎体温を高い状態が続きます。
一般的には妊娠したての妊娠超初期や妊娠初期には基礎体温が高い状態が続いていきます。
しかし、なかには妊娠初期に基礎体温が下がってしまう方もいらっしゃいます。
妊娠初期に基礎体温が下がる原因
妊娠をしてから、妊娠16週以降になるとだんだん基礎体温が落ち着いてくる場合も多くあります。
しかし、なかには妊娠初期の妊娠15週未満の場合でも基礎体温が下がる場合もあります。
妊娠初期でも基礎体温が下がってしまうのにはさまざまな原因が考えられます。
まず、早い段階で胎盤が完成し、基礎体温が落ち着いた場合です。
胎盤が完成するまではお母さんの身体からプロゲステロンを分泌させるため、基礎体温が高い状態が続いていましたが、胎盤が完成すると胎盤からプロゲステロンを分泌するようになります。
これによって基礎体温が落ち着き、これまでよりも基礎体温が下がったと感じるのです。
そのほかには、外気の温度が低い場合や、計測がうまくできなかった場合、睡眠不足やストレスが関係して基礎体温が低くなってしまうこともあるのです。
流産が起きている場合も
基礎体温が徐々に下がっていくことは、妊娠中の流れとして通常のことといわれています。
しかし、なかには、突然急激に基礎体温が下がってしまうこともあります。この場合には注意が必要です。必ずとはいいませんが、流産をしてしまった可能性もあるのです。
通常、妊娠を継続させるためにプロゲステロンを分泌して基礎体温を高い状態に保っています。
しかし、流産をすると、これ以上赤ちゃんを体内で育てる必要がなくなったと身体が判断し、プロゲステロンの分泌を止めてしまいます。
そのため、急激に基礎体温がさがってしまった場合には、流産の可能性も考えられるので、注意が必要です。
ただし、基礎体温だけでは判断が難しいため、腰やお腹の痛みや出血などがないかなどにも注目をしましょう。
これらの症状がある場合にははやめに病院で検査をすることをおすすめします。
基礎体温が下がっても気にしすぎないこと
妊娠をすると女性の身体はこれまでよりもよりデリケートになります。そのため、ストレスや睡眠不足などによっても基礎体温が左右されやすくなります。
そのため、一度の計測で基礎体温が下がってしまったからといって流産を心配してしまうと、それ自体がストレスとなってさまざまな影響を及ぼしてしまうこともあります。
先ほども述べたように、基礎体温が下がる原因にはさまざまなものがあり、万が一流産の場合には腹痛や腰痛、出血などの症状がみられます。
また、これらの症状がない場合でもこれまで感じていたつわりなどの妊娠初期症状が徐々になくなる、または症状が軽くなってきてしまうということもあります。
そのため、基礎体温が下がっている状態が数日間続いている場合などには、妊娠初期症状の減退や、流産兆候があらわれていないかなども確認してみることをおすすめします。
とはいえ、自分自身では確実な判断は難しいと思いますので、気になることがあればすぐに病院へいき担当の先生に相談してみることをおすすめします。
まとめ
妊娠初期に体温が低い場合の問題は?
妊娠中の体温の変化
妊娠初期に基礎体温が下がる原因
流産が起きている場合も
基礎体温が下がっても気にしすぎないこと