妊娠をすると基礎体温の高温期がずっと継続するものです。生理期間中は低温期から高温期になり、妊娠しなかった場合はまた低温期に戻るということを繰り返しています。
しかしまれに妊娠が発覚し高温期時期に基礎体温が下がる人もいるのですが、 妊娠初期 のトラブルや 基礎体温 が 下がる 原因などをご説明します。
どうして妊娠初期に基礎体温が下がるのか
基礎体温の仕組み
妊娠する上で非常に大事なことは基礎体温を毎日計測して低温期と高温期がきちんと2層になっているか知ることです。まず生理開始から排卵がくるまでの期間が低温期と言い、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌によって低温期が続きます。
そして排卵がきてから次の生理が来るまでが高温期で、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌によって高温が続きます。
妊娠しなければプロゲステロンが減少していき生理がきますが、妊娠している場合はプロゲステロンが引き続き分泌され続けますのでそのまま高温期が持続するのです。
高温期はいつまで続くのか
妊娠初期の13~15週あたりまで高温期が続き、体がだるかったり熱っぽさを感じる時期が続くと言われています。その理由としては赤ちゃんが成長していくために必要な「胎盤」が完成することで体温がだんだんと低下してくるのです。
胎盤が完成することによって今まで卵巣からプロゲステロンが分泌されていたのが、今度は胎盤から分泌されるようになるためです。
なぜ妊娠初期に基礎体温が下がるのか
妊娠したものの妊娠初期というのは非常にナーバスになる時期でもありますし、体調も不安定になりがちです。妊娠したにもかかわらず高温期だったのが基礎体温が下がる人もいますが、その原因はいくつかあるのです。
基礎体温の計測間違い
正しい基礎体温の計り方をしないと毎日の計測にばらつきが見られます。ですからここで正しい計測の仕方を確認していきましょう。
まずは毎日できるだけ同じ時間に計測しましょう。そして目が覚めたら、すぐに布団の中で計測し起き上がったり布団から出ないようにしましょう。
気温の変化
部屋の温度が一定でないと基礎体温にも影響がでます。寒い冬の時期や布団をきちんと掛けていない場合など体が冷えて体温が低くなることがあります。
ホルモンバランスの乱れ
妊娠初期は体の変化でホルモンや子宮などでいろいろな変化が起こります。それに伴い体調が悪くなったり情緒不安定になったりとストレスが溜まったりと不安定になりやすい時期でもありますので基礎体温に影響がでるのです。
流産の可能性
妊娠初期は不安定な時期でもありますので流産の可能性もあります。ですが高温期から低温期に下がったからと言って流産と言うわけではありません。不正出血や腹痛などの症状もでてきますので自分で判断せず病院で見てもらうことをおすすめします。
胎盤の完成によるもの
胎盤が完成することによってだんだんと体温が下がってきます。時期は個人差がありますが13~15週で胎盤が出来上がると言われますので、不安になる必要はないです。
妊娠初期は大事な時期
妊娠したからと言っても安定期に入るまで、特に妊娠初期は特に心も体も不安定な時期でもありますので無理をせずのんびりと過ごすことが大切です。
体調不良やつわり食欲不振などいろんな変化が出てきますし、ストレスや不安定になりやすい時期でもありますが、旦那さんにも協力してもらい自分のペースでゆっくりと体をやすめることが必要です。
妊娠初期に基礎体温が下がる理由はいろいろな原因がありますので、毎日の規則正しい生活やストレスのない生活など心がけていきましょう。
そして不安なことがあれば病院で受診して相談することがベストです。
まとめ
どうして妊娠初期に基礎体温が下がるのかは
基礎体温の仕組み
高温期はいつまで続くのか
なぜ妊娠初期に基礎体温が下がるのか
妊娠初期は大事な時期