妊娠すると雑誌などで、妊娠線という言葉を一度は目にしたことがあると思います。できてしまった 妊娠線 が自然に 消える のか、気になる妊婦もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、妊娠線ができる原因と、妊娠線の予防について詳しくご紹介します。
妊娠線は消える? 妊娠線ができる原因と予防について知ろう
妊娠線はどうしてできるの?
妊娠中は皮下脂肪が増えたり、お腹が急激に大きくなったりします。身体の皮膚は三層からできていて、表皮・真皮・皮下組織といいます。表皮は伸びやすいですが、真皮は皮膚の伸びが、体型の変化についていかず、断裂してしまうことがあります。
皮膚が伸びて一番外側の表皮がうすくなり、真皮の亀裂が妊娠線としてあらわれるといわれています。
また、ホルモンの影響もあります。妊娠中はコルチコステロイドというホルモンが多く分泌されます。
このホルモンの分泌が多いと、新しい皮膚組織に生まれ変わるペースが落ちてしまい、皮膚の新陳代謝が悪くなってしまうために、皮膚が亀裂しやすくなります。
妊娠線はどこにできるの?できる時期は?
妊娠線は多くの妊婦が経験し、7から8割の妊婦がなるといわれています。妊娠線の多くは妊婦のお腹や胸、お尻などにできます。お腹が一番大きく変化するために、お腹にできる人が圧倒的に多いです。
お腹の中でも下のほうにできることが多く、大きくなってきたお腹では下がなかなか見えないため、発見が遅れることもあります。鏡で定期的にチェックするなどして、お風呂上りに確認しましょう。
個人差もありますが、お腹が大きくなってくる妊娠5ヶ月ごろからでき始める人が多いといわれています。本数も人によって違い、一本しかできない妊婦もいれば、十本以上できてしまう妊婦もいて、妊婦の悩みの1つとなってしまいます。
妊娠線は自然に消える?
初め妊娠線は、ピンクや赤紫色をしています。これは皮膚がひっぱられたことにより、肌が薄くなり毛細血管が透けて見えるためです。
出産後時間が経過すると白っぽくなり、他の肌と同じような色にはなってきますが、一度出来た妊娠線は消えるというわけではありません。
色自体は薄く目立たなくなってきますが、しわが寄っていて、手術をしたあとのように見えます。
妊娠線を予防するために気を付けたいこと
体重増加
妊娠線の一番の原因は急激な体重増加です。食事のバランスや量を意識して、適度な運動を心がけるようすることが大切です。妊娠前の体重からプラス8から10キロ以内におさまるように気をつけましょう。
ビタミンC
肌の生まれ変わりを助ける、ビタミンCを積極的に摂取するようにしましょう。ビタミンCは果物や野菜に多く含まれています。
また、コーゲンを積極的にとることも効果的です。妊娠線はコラーゲンに亀裂が生じることが原因とされています。鶏の皮や手羽、豚足、すっぽん、ふかひれなどにコラーゲンが含まれていますので、上手に摂取していきましょう。
肌の乾燥
肌が乾燥すると妊娠線ができやすくなります。肌の真皮層に充分にうるおいがあり、柔軟性があれば、身体の変化にも対応しやすくなります。肌の水分や油分を保つためにも、妊娠線予防クリームをお風呂上り全身にぬっていきましょう。
とくに妊娠線ができやすい、お腹や胸の部分、お尻などはしっかりと丁寧にぬるように心がけましょう。乾燥する秋や冬も大切ですが、夏はエアコンの風で乾燥しやすいです。夏の保湿ケアもしっかりとおこないましょう。
妊娠線予防クリームは、お腹が大きくなってきた時期からぬるよりも、妊娠3ヶ月ごろからぬり始め、毎日続けることが大事です。
いかがでしたか。一度できてしまった妊娠線は、薄くなってはいきますが、簡単に消えることはありません。なるべく妊娠線ができないように予防することが大事です。とくに妊娠線は乾燥肌の人、小柄な体形の人、経産婦の人ができやすいといわれています。
お腹が大きくなる前にスキンケアをおこない、栄養管理をしっかりすることで、予防するようにしましょう。
まとめ
妊娠線は消える? 妊娠線ができる原因と予防について知ろう
妊娠線はどうしてできるの?
妊娠線はどこにできるの?できる時期は?
妊娠線は自然に消える?
妊娠線を予防するために気を付けたいこと