塩分を取りすぎたり、急激に体重が増加したり、昔から言われている妊娠中毒症状。現在はその病名を変えて妊娠高血圧症候群と言われています。急激に体重が20キロ以上増えた人など注意が必要だと言われていますが、食生活の不摂生、肥満が原因とも限りません。
痩せており、妊婦検診で異常がない人が1日で浮腫み、蛋白尿が出たりすることもあるようです。妊婦の1割がかかるこの 妊娠中毒 の 原因 についてできる限りまとめて見ます。
いつなるかわからない!妊娠中毒の原因は(前編)?
太っている=妊娠中毒ではない!
まず妊娠中毒症状については誰にでも起こる病気です。以前はその原因に肥満が挙げられ、食生活が原因ともされていましたが、実際のところそうとも限りません。原因が体型によるものとも限らず、食生活が原因とも特定できていません。
一体、何に注意をして妊娠生活を送ればいいのか妊婦さんも悩みますよね。原因について現在わかっているのは妊娠初期の胎盤が作られる過程で体が対応できていないことが妊娠後期になって症状として現れると言われています。症状には主に浮腫み、高血圧、尿タンパクなどが挙げられます。
原因①ストレス・ハードワーク
妊娠中、特に胎盤が形成される初期になります。胎盤に血液を送るための細い血管が形成される段階で無理をした人は妊娠中毒になりやすいようです。
また仕事での軋轢等でなかなか妊娠を職場に言い出せずに安定期に入るまで、仕事を通常通りこなしてしまう女性も多いのではないかと思います。
階段の上り下りが多い仕事、体を動かす肉体労働がメインの仕事の方は出来る限り初期段階でデスクワーク重視の仕事にシフトチェンジするなど何かしら対策をすることをお勧めします。
この胎盤形成時期に無理をすることで、子癇を患い、最悪胎動がほとんどなくなってしまったことにも気づかずに死産になるケースもあります。
侮れない大変怖い症状なので妊娠初期に悪阻が軽いからと言って、仕事を通常通り行うと胎児にとってはとても負担をかけていることに繋がります。職場の上司に早めに伝えて無理をしないように心がけましょう。
原因②初産・過去に妊娠中毒症状だった方
原因が不明の妊娠中毒症状ですが、比較的多いのが初産の方、また過去に妊娠中毒症状を患っている方です。初産の場合などは妊産婦検診で全く異常がなかったのにも関わらず、急激な吐き気や頭痛、動悸がして妊娠中毒になるなんていう人もいます。
またこの妊娠中毒症状は一度なると再発するケースが多く、次の出産の場合も妊娠中毒になる可能性が多いようです。
初産の方はやはり安静に過ごし、また第二子、第三子で過去に妊娠中毒症状になった人は予め病院で相談し、妊婦検診の数を増やすなど赤ちゃんや自分の体調管理を徹底しましょう。
後編では、妊娠中毒症の原因でもある糖尿病や腎臓病、高血圧、また高齢出産や若年出産の場合の妊娠中毒症についてご紹介します。
まとめ
いつなるかわからない!妊娠中毒の原因は(前編)?
太っている=妊娠中毒ではない!
原因①ストレス・ハードワーク
原因②初産・過去に妊娠中毒症状だった方