妊娠すると赤ちゃんが成長するために体にさまざまな変化がおきます。その中でも多いトラブルが頭痛です。頭痛は妊娠初期の段階で感じる人が多いです。
今回はそんな 妊娠 中のトラブルで多い 頭痛 の対処方法について説明します。
妊娠中のトラブルで多い頭痛!対処方法は?
妊娠中に頭痛がする原因は?
妊娠中に頭痛がおこる原因を幾つか紹介します。
1つ目はホルモンバランスが変化することです。生理の時に頭痛を感じる人は多いことでしょう。妊娠中もホルモンバランスが変化するので頭痛を感じやすくなります。
2つ目は貧血の人です。赤ちゃんと母親の2人分の血液が必要になりますが、血が足りずに鉄欠乏性の貧血になる人が多いです。鉄欠乏性の貧血は症状の1つに頭痛があります。
3つ目は疲れや運動不足、ストレスです。疲れや運動不足で血行が悪くなると脳の血行も悪くなって頭痛がします。血行不良になると肩や首がこり、疲労が溜まりやすくなります。疲労はストレスにもつながり頭痛を感じやすくなります。
4つ目は妊娠高血圧症候群です。妊娠高血圧症候群になると脳の血管が広がって周りの神経を圧迫し頭痛を発症します。
頭痛には種類がある!?
頭痛には2つの種類があります。
1つは緊張性頭痛です。緊張性頭痛は目の疲れや肩こりにより血行が悪くなることでおこる頭痛です。妊娠中は特にお腹が大きくなるにつれて、運動不足になることもあり全身の血行が悪くなって緊張性頭痛を引き起こします。
もう1つの頭痛は偏頭痛です。偏頭痛は脳の血管が広がり、神経が圧迫してしまい発症します。妊娠をするとホルモンのバランスも崩れやすく、偏頭痛の原因となります。
酷い頭痛…薬を使わない対処方法は?
妊娠すると薬の服用ができないので薬を使用しない対処方法を紹介します。
1つ目は患部を温めたり冷やしたりすることです。偏頭痛の場合は、冷やすことが1番です。冷やすと血管が収縮して頭痛が良くなります。また刺激のない暗い部屋で休むことも効果的です。血行が悪くておこる頭痛は逆に温めてあげましょう。リラックス効果にもつながります。
2つ目は深呼吸やマッサージです。深呼吸には酸素の不足を解消し、リラックス効果があります。首や肩のマッサージも効果が高いです。
3つ目は早寝早起きの習慣をつけることです。頭痛の原因は自律神経の乱れでもあります。睡眠の質を上げて質の良い睡眠をとりましょう。頭痛を改善するために早寝早起きの規則正しい生活を心がけましょう。
病気の可能性もある?こんな頭痛は病院へ
全ての頭痛が妊娠特有の頭痛というわけではなく、まれに病気の可能性がある場合もあります。
立ち上がって歩けなくなったり、めまいがしたり、吐き気や嘔吐をしてしまった場合、体の片方だけがいつもとは違う奇妙な感覚がするなどの症状は脳出血の可能性があります。このような症状を少しでも感じたらかかりつけの産婦人科や医療機関へ連絡をとりましょう。
また、時期的にインフルエンザが流行る時期は注意が必要です。インフルエンザも人によって症状はさまざまで、なかには熱があまり上がらなくても頭痛を感じて病院へ行ったらインフルエンザと診断された人もいます。気になった場合はすぐに病院を受信しましょう。
妊娠中に薬って飲んでもいいの?
妊娠中に飲んでも良い薬とダメな薬があります。妊娠初期はアスピリンが入った頭痛薬はやめましょう。奇形児が産まれる可能性が高くなります。
市販薬のバファリンやケロリンにもアスピリンが入っているので気をつけましょう。イブなどの薬は妊婦でも飲んでも良いとは書いていますが、妊娠中の服用はできる限り避けて欲しいと話していることから服用は控えましょう。
アセトアメノフェンが入っている薬は効果が弱いために服用しても良いとされていますが、飲むなら用法や用量をよく守りましょう。あくまでも長い期間連続して使用しないことが大事なので、頭痛がとれない時は産婦人科で医師に相談しながら処方してもらうことが1番です。
頭痛がする場合は偏頭痛なのか緊張性頭痛なのかを見極め、対策をとりましょう。どうしても痛みがひかない時は我慢せずにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。
まとめ
妊娠中のトラブルで多い頭痛!対処方法は?
妊娠中に頭痛がする原因は?
頭痛には種類がある!?
酷い頭痛…薬を使わない対処方法は?
病気の可能性もある?こんな頭痛は病院へ
妊娠中に薬って飲んでもいいの?