妊娠中、やたらと鮮明でインパクトのある夢を見る人が多いようです。ある人は悪夢に悩まされたとも言います。これは日本人にかぎらず、海外でもよく聞く話です。妊娠中に限って、みる夢にこのような変化があるのは一体どうしてなのでしょうか。
ここでは 妊娠 中の 夢 について考えてみましょう。
心をうつしだす鏡?妊娠中にみるさまざまな夢とは
奇妙な夢、悪夢をみる
普段眠りが深く、夢を見ても覚えていることが少ないという人も、妊娠中は覚えていることが多いと言われます。しかも、それがまるで現実のようにインパクトがあるものであればなおさらです。
人に追いかけられる、誰かに殺される夢など、寝起きが悪い夢を見たことがある妊婦さんは多いことでしょう。 出産への不安感からか、強烈な陣痛に襲われるというリアルな夢は多くのママさんがみているようです。とても奇妙な夢をみることもあります。
例えば、生まれてきた赤ちゃんの顔がやけに大人びたおじさん顔であったり、赤ちゃんがお腹の中から話しかけてきたりする夢など、不思議なものも多いです。
うれしい夢をみる
妊娠初期でまだ妊娠に気づかないころ、夢によってしめされるケースも意外と多いです。好きな人の赤ちゃんを授かる、自分が妊娠してお腹が大きくなった夢などはダイレクトにあらわれていると言えるでしょう。
妊娠発覚後、性別がまだわからない時期に夢の中で男の子や女の子の赤ちゃんが登場することもあります。夢にでてきた赤ちゃんが、産んでみたら我が子だったという人もいます。
正夢の原理は、科学的に証明するのは難しいですが、ママの精神状態によって夢は大きくかわってきますので、潜在意識で赤ちゃんを感じているのでしょう。
海外の例ですが、韓国では胎夢(テモン)という、妊娠を予知する夢を妊婦さんや家族がみます。多くは妊娠の発覚や性別や子供の性質などを象徴する動物や果物などが夢にでてきます。この胎夢の話は、韓国では一般的でよく耳にします。
イギリスではPregnancy dream
このような妊娠中の夢をイギリスではPregnancy dreamとして、一般的に妊婦なら誰でも経験すると言われています。妊娠中は、ママの体が赤ちゃんをお腹の中で育て出産するために大きく変化します。
ホルモンバランスが変わり、心と体に大きな変化をもたらします。その変化についていけずにマタニティブルーになる妊婦さんも実は多いのです。
また、妊娠中は眠りの浅いレム睡眠の時間が長くなり、その状態でみた夢は起きた後でも覚えていることが多いです。眠っていても頭が覚醒していることがあるため、鮮明な夢をみて現実と夢の区別がつかないという状態になるのです。
そのような時こそ、妊娠によって受ける心身に対するストレス、出産や陣痛に対する恐怖感など、マイナスな感情によって怖い夢をみてしまうのです。
夢はコントロールできないけれど
妊娠中は、本人も気づかないうちにストレスをかかえていることが少なくありません。嬉しい夢ならいくらでもみたいものですが、無意識の世界です。夢をコントロールするのは難しいと言えます。しかし、寝起きの悪い夢を見続けて、眠ることが恐怖になってしまってはいけません。
怖い夢をみないためには、できるだけリラックスして深く眠れるように、睡眠の質を改善する必要があります。大きくなるお腹や胸を締めつけないように、きつめの下着や服は避けたほうがいいでしょう。また、大きなお腹では仰向けよりも横向きで寝たほうが息苦しくなりません。
好きな音楽を聞く、胎教をするなどしながら、お腹の赤ちゃんとの時間を楽しんでみましょう。想像してみて下さい。出産は大変ですが、赤ちゃんと初めて対面する瞬間は至福感にみちあふれています。
妊娠期間は長いようであっという間です。無理をせず、家事はできるだけパートナーや家族に手伝ってもらいましょう。幸せな夢をたくさんみられるといいですね。
まとめ
心をうつしだす鏡?妊娠中にみるさまざまな夢とは
奇妙な夢、悪夢をみる
うれしい夢をみる
イギリスではPregnancy dream
夢はコントロールできないけれど