妊娠 すると段々お腹が大きくなってくることから多くの妊婦さんが 腰痛 に悩んでいることでしょう。腰痛対策を早くしないと臨月に激痛で動けないと言うこともあります。
そこで今回は妊娠中の簡単な腰痛対策を大公開します。
妊娠中の簡単な腰痛対策を大公開
腰痛になる原因を知ろう
妊娠中に腰痛を感じる原因を幾つか紹介します。
1つ目はホルモンの分泌です。卵巣ホルモンの1つであるリラキシンと言うホルモンは出産時に骨盤をスムーズに通れるように関節を緩める働きがあります。リラキシンの分泌が出産が近づくに連れて増加することで骨盤を支えようとして腰痛がおきます。
2つ目は姿勢の変化です。妊娠から出産までに10kg前後体重は増加します。お腹は特に大きくなり、骨盤も前へ傾いていきます。前への傾きからバランスをとるために背中の筋肉が後ろへと体を引っ張ります。そのため背中が常に張っている状態になり腰痛を感じます。
3つ目は精神的な不安からおこります。体もどんどん変化して行き、生活も変わっていく中で不安を感じると無意識に肩や腰が収縮し腰痛へ繋がります。
自宅で簡単にできる腰痛対策
自宅でできる簡単な腰痛対策を紹介します。
1つ目は体の冷えを予防することです。冷えは腰痛の最も大きな原因と言えましょう。シャワーでお風呂を済ませていると慢性的な冷え性になります。ぬるめのお湯につかったり、半身浴をしたりすると冷え性が改善され腰痛対策になります。
2つ目はかかとの高い靴は履かないことです。かかとの高い靴はただでさえ負担がかかっている腰に余計に負担をかけてしまいます。
3つ目は蒸しタオルを当てることです。腰の痛む部分に濡らしたタオルを電子レンジなどで温めて当てると血行が良くなり腰痛が緩和されます。
4つ目はベッドや寝方を変えてみることです。よく沈むベッドは腰に負担がかかっている可能性があります。体が沈まないベッドに変えたり寝方を横向きにすることも効果的です。
腰痛の時は湿布を貼っても大丈夫?
腰痛になると湿布を貼りたくなります。しかし湿布には消炎鎮痛剤が入っている場合がり、皮膚から体内へ吸収されてしまいます。患部の炎症を抑えるために血管を収縮させる働きがありますが、この働きは胎児とつながっている動脈管まで収縮してしまう可能性もあり、危険です。
妊娠中に使用できない物はボルタレンがやインドメタシンが入っています。妊娠中に実際に使用して胎児が亡くなったケースもあるので絶対に使用はやめましょう。
しかし使用する場所でも胎児への影響は変わりますし、妊娠中でも使用できる湿布はあります。自己判断せずに必ずかかりつけの病院へ確認をしてみましょう。
腰痛対策にはストレッチやヨガもお勧め
ストレッチは固まった筋肉を柔らかくし腰痛を防いでくれます。食後は避けて1日3回を目安にストレッチを行いましょう。毎日継続すると腰痛も楽になります。特に体が温かくなっている入浴後に行うと体の凝りが楽にほぐれていきます。
妊娠中のストレッチはお腹を圧迫するような動きは絶対にやめましょう。うつ伏せや前屈はお腹が張る可能性があります。体調が優れない時にストレッチをしてもお腹が張る可能性があるので体調が良い時に行うようにしましょう。
マッサージはしても良いの?
腰痛がきつくマッサージに通いたい人もいることでしょう。妊娠中はうつぶせにはなれませんので、整体などに行く場合はきちんと妊娠していることを伝えましょう。
自宅でも横向きになって家族にマッサージをしてもらうことができます。家族にマッサージをしてもらう場合は力を入れる必要はないことを伝えましょう。また、痛みが出たらすぐにやめるようにしましょう。
リンパマッサージは慣れない人がするとマッサージ後にだるさや吐き気を感じてしまいます。リンパマッサージではなく背中側からお尻までをゆっくりと押してもらう方法が効果的です。
妊娠中の腰痛はよくあることですが、非常に辛いです。いろいろな対策をしてみて楽になる方法を見つけましょう。
まとめ
妊娠中の簡単な腰痛対策を大公開
腰痛になる原因を知ろう
自宅で簡単にできる腰痛対策
腰痛の時は湿布を貼っても大丈夫?
腰痛対策にはストレッチやヨガもお勧め
マッサージはしても良いの?