妊娠しても仕事を続けている方はたくさんいます。しかし、走れない、重い物を持てない、体調不良などいつも通りの仕事ができないこともあり「退職」を考える人もいます。
妊娠 をきっかけに 退職 するなら タイミング はいつが良いのでしょうか。
妊娠発覚!退職するベストなタイミングは?
妊娠報告はいつすべき?
妊娠が発覚したらなるべく早く上司に報告しましょう。妊娠初期は流産の可能性も高く、まだ他の人には伝えたくないと思うでしょう。
しかし、妊娠するとタバコや飲酒は禁止、重い物を持つことができない、走ることができないなど制限されることも多いです。
報告することで妊娠中でもできる仕事をさせてもらえます。あまり人に知られたくないようなら上司に報告する際そのことを伝えておきましょう。
妊娠出産で受けられる制度
夫が会社勤めをしていたら妻が仕事をしていてもしていなくても出産育児一時金を受けることができます。
また、妊娠すると国から妊婦健診の公費助成や児童手当の制度を受けることができます。それだけでなく妻が会社の健康保険組合に一年以上加入していて各項目の条件を満たしていると以下の給付金を受けられます。
出産手当金
出産予定日の42日以内(多胎妊娠の場合は98日以内)に退職日を決め、退職日は休暇を取るとこの制度を受けられます。出産手当金は日給の三分の二の金額を98日間受けられるものです。
加入している健康保険が国民健康保険だと支給対象外となってしまうので注意が必要です。
退職金
それまでの勤続年数に応じた退職金をもらえる可能性があります。会社の退職金制度によって違いがありますから会社の制度に沿った手続きを進めてください。
失業給付金
働く能力があり働きたいと思っているにもかかわらず会社都合や自己都合で退職せざるを得ない状態の人が給付対象です。退職前の二年間に11日以上働いた月が12か月以上あることが給付条件です。
給付額や給付日数はその人の保険加入期間や被保険者期間によって違いがあります。妊娠出産を理由に退職した場合は残念ながら「すぐ働けない」とみなされ給付対象外となってしまいます。
しかし、失業給付の延長ができ最長三年間(受給期間も含めると四年間)延長することができます。失業保険の延長手続きをしておけば、子育てが落ち着いたら給付金をもらいながら就職活動ができます。
ただし、失業保険の延長手続きができる期間は退職した翌日から約2か月以内と短いため、退職したらすぐにハローワークに行きましょう。郵送や代理人でも手続き可能か事前に調べておくと良いかもしれません。
退職のベストタイミングは?
上記の制度を考えると妊娠中の退職より、出産して育児休業中に出産手当金を貰ってから退職すると金銭面だけを考えたら一番良いタイミングなのではないでしょうか。
しかし、妊娠中は何が起こるかわかりません。つわりがひどくて入院したり切迫早産で絶対安静な状態になるかもしれません。臨月近くまで働くことができない人や職場に居づらい状況であれば妊娠中に退職することもあるでしょう。
妊娠中に退職するなら気を付けるべきポイントがあります。
自分の仕事が区切り良くて職場が忙しくない時期に
まずは今担当している仕事がいつ一段落するか考えましょう。退職する日を具体的に決めていないのであれば上司と相談して決めると良いでしょう。また、職種によって忙しい時期は違うので決算期や繁忙期などは避けて退職日を決めましょう。
ボーナスがある人は貰いましょう
今までその会社で頑張ってきたのですから、ボーナスが出る会社に勤めているならばボーナスを貰ってから退職しましょう。
引き継ぎや挨拶はしっかりしましょう
退職するということは人手が減って職場の人の負担が増えるということです。上司だけでなくお世話になった人にはきちんとお礼を言いましょう。
また、取引先など関連業務先にも挨拶をして退職しても他の人が働きやすいようにしておきましょう。自分が担当していた業務資料は誰にでもわかりやすく整理しておき確実に引き継ぎましょう。
まとめ
妊娠発覚!退職するベストなタイミングは?
妊娠報告はいつするべき?
妊娠出産で受けられる制度
退職のベストタイミングは?