妊娠が判明するととても嬉しい半面、赤ちゃんがお腹の中で成長するために母親の体もどんどん変化していきます。妊娠初期はそのためにいろいろな症状があらわれます。その中でも多くの妊婦さんが感じて悩んでいる症状の１つに腰痛があります。
そこで今回は 妊娠 初期 におこる辛い 腰痛 の原因と対処法について説明します。
妊娠初期におこる辛い腰痛…原因と対処法
妊娠初期の腰痛の原因は一体何？
妊娠初期に感じる腰痛の原因は２つあります。
１つ目はホルモンの関係です。妊娠初期と後期にはリラキシンと言うホルモンが多く分泌されます。リラキシンは赤ちゃんが出産する時に産道をスムーズに通れるように骨盤を支える靭帯や関節を緩くさせる働きがあります。
そのため骨盤に安定感がなくなり骨盤周りにある筋肉が張ってしまい腰に負担がかかってしまうのです。赤ちゃんを体の中で育てるために必要なことですがこのホルモンによって腰痛が発生します。
２つ目は妊娠初期のうちはつわりの症状があらわれる人が多く、食事を上手く摂れなかったり寝て過ごす人も多いでしょう。そうするとどうしても運動不足になってしまうので腰痛を感じるようになります。
妊娠の腰痛と生理の腰痛と見分けるコツは？
妊娠をしていても症状の１つに腰痛がありますが、生理でも腰痛を感じる人がいます。生理の時に感じる腰痛は排卵後すぐに怠く鈍い痛みを感じます。大体生理が始まって２日～３日前後にピークを迎え徐々に痛みは落ち着いていきます。
一方妊娠中の腰痛は生理予定日頃より痛みがあらわれます。妊娠中の腰痛は痛みにかなり個人差があり強い痛みを感じる人もいれば気にならない程度の人もいます。
判断が難しい時は他の症状もないかチェックしてみてください。妊娠をしていると腰痛だけではなく微熱やつわり、倦怠感などの症状も感じるようになります。
これで楽になる！辛い腰痛の対処方法
妊娠初期の腰痛の対処方法を幾つか紹介します。
まず１つ目は軽い運動またはストレッチです。血行が悪くなると腰痛も感じやすくなります。血行を良くすること、筋力を上げることで腰痛を緩和させることができます。
妊娠初期は激しい運動はできません。体調の良い時に散歩をしたりしてみましょう。また軽いストレッチも血行を良くするのでお勧めです。
２つ目は重い物を持たないようにすることです。お腹は出ていませんが赤ちゃんがいるのでもう無理をしてはいけません。もしどうしても重い物を持たなければいけない時はしゃがんだ状態から荷物をゆっくりと持つようにしましょう。
３つ目は骨盤ベルトを使用することです。骨盤が開いて腰痛の症状があらわれているので骨盤ベルトに頼ることも１つの方法と言えましょう。自分に合った骨盤ベルトを使用するようにしてください。
あまりの激しい痛みは要注意！
流産の症状に腰痛があります。あまりに激しい腰痛や子宮の痛みを感じたら我慢しないですぐに病院を受診しましょう。出血しているなら余計に気をつけなければいけません。
自分１人で心配して悩んでいるよりも病院で検査をしてもらうと安心できます。不安な気持ちも妊娠には良くありません。早めに対処するようにしましょう。
妊娠初期の腰痛に湿布は使える？
湿布を使用する時は成分表を確認してみてください。「インドメタシン」が入っている物は使用しない方が良いでしょう。インドメタシンには血管を強く収縮させる働きがあります。
以前妊婦さんがインドメタシンが含まれた湿布を使用し動脈管が収縮してしまいお腹の中の赤ちゃんの心臓が止まってしまったということがあったそうです。病院に行くと妊婦さんが使用しても良い湿布を処方してくれるので安全です。
妊娠初期の腰痛は体の血行を良くしたり骨盤ベルトなどを使用したりして工夫しましょう。どうしても痛みが気になる場合は病院を受診するようにしましょう。
まとめ
妊娠初期におこる辛い腰痛…原因と対処法
妊娠初期の腰痛の原因は一体何？
妊娠の腰痛と生理の腰痛と見分けるコツは？
これで楽になる！辛い腰痛の対処方法
あまりの激しい痛みは要注意！
妊娠初期の腰痛に湿布は使える？