妊娠を心待ちにしていると、フライングと分かっていてもできるだけ早く妊娠検査薬を試してみたくなるものです。しかし、検査薬を試さなくても体調の変化で赤ちゃんを授かったかどうか分かる場合があります。
一方で、 妊娠 の 初期 症状 と 風邪 を勘違いしたという話も時々耳にします。ここでは、妊娠超初期症状と風邪について考えてみます。
その微熱もしかしたら?まるで風邪のような妊娠初期の症状
妊娠超初期の症状
通常、妊娠検査薬は早くても生理予定日から、大抵は生理予定日1週間後頃から使えますが、受精卵が着床し妊娠が成立した頃からママの体は変わり始めます。
最終月経の日を妊娠0週0日とカウントしますが、妊娠3、4週頃から体調の変化を感じ始めます。この時期は生理予定日前ですので、妊娠に気づく人はあまりいません。では、この妊娠超初期の症状はどんなものなのでしょうか?
個人差はありますが、倦怠感や微熱、咳や鼻水、腹痛や頭痛、吐き気などがあげられます。これらの症状がまるで風邪をひいた時にそっくりな為、妊娠と風邪を勘違いしてしまうのです。
風邪との違い
生理予定日前ですので、風邪か妊娠なのかはっきり区別するのは難しいでしょう。症状は似ていても、根本的な原因は全く異なります。ご存知のように風邪なら原因はウィルスですが、妊娠はホルモンバランスの乱れが大きな要因になります。
妊娠超初期には、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが産出され始め、このホルモンによって来るはずの生理が来なくなります。妊娠によって、体がホルモンをたくさん分泌させながら大きく変わろうとしているのです。その結果、身体に様々な妊娠の兆候がではじめます。
風邪のような症状の他に、生理中のような眠気や腹痛や腰痛、のぼせ感、胸の張りや、中には食欲不振や高熱、下痢まで人によって様々です。個人差がありますので、全く兆候がない人もいます。
月経周期を把握、基礎体温も
妊娠超初期症状をただの風邪や体調不良ととらえてしまう人も多いですが、妊活中でしたら、体からのサインにはぜひ敏感になりましょう。私たちは調子が悪くなると、病院に行くか市販の薬を服用することが多く、妊娠に気づかずに強い薬を飲んでしまう可能性がある為です。
薬には効果が期待できる反面、副作用もあります。妊娠ではなくただの風邪であれば薬を飲んだ方がいい場合もあります。そこで、薬を飲むべきか判断に苦しまない為に、月経周期を把握し日頃から基礎体温をつけておきましょう。
女性の基礎体温は、生理が終わってから次の排卵までの期間が低温期で、排卵後は高温期に入ります。そして、妊娠してなければ生理前にまた体温が下がりますが、妊娠していればプロゲステロンという妊娠を維持させるホルモンが働いて、高温を維持するのです。
普段とは違う体の変化を感じながらも、生理予定日前後に体温が下がらないなら、妊娠の可能性があります。薬の服用には慎重になりましょう。
妊娠超初期の風邪に気をつけよう
妊娠すると体が疲れやすい状態になるため、普段より風邪などの疾患にかかりやすくなることがあります。また、中には妊娠が確定する前からつわりが始まる人もいます。ホルモンバランスが大きく変わり、精神的、肉体的に不安定になりやすい時期なのです。
万が一、風邪をひいてしまってもなるべく体を温めるように心がけ、自然治癒できるようによく休むようにしましょう。無理をしないことが大切です。症状が辛くて薬が必要な場合は、自己判断で服用せずに病院で処方してもらいましょう。その時には必ず妊娠の可能性があることを言いましょう。
実際は、妊娠に気づかずに市販の風邪薬を1、2度飲んだくらいでは赤ちゃんに影響するほどの大きな問題にはならないようです。しかし、できれば薬の影響という不安要素は取り除いておきたいものです。妊活中は、薬の服用に敏感になりながら、コウノトリを待ちましょう!
まとめ
その微熱もしかしたら?まるで風邪のような妊娠初期の症状
妊娠超初期の症状
風邪との違い
月経周期を把握、基礎体温も
妊娠超初期の風邪に気をつけよう