妊娠 初期 には心と身体が妊娠という状況を受け入れる為にさまざまな症状が起こります。その 症状 の一つが 腹痛 です。
妊娠初期には必ずと言って良い程起こる腹痛は一体なぜ起こるのか、起こった時にはどのように過ごせば良いのかを考えていきます。
妊娠初期によく起こる症状の一つである腹痛
妊娠初期の腹痛には種類がある
妊娠初期に起こる腹痛には大きく分けると4つの種類の腹痛が起こる可能性があります。
まず一つ目は妊娠をしたことによりお腹の中では赤ちゃんの居場所を作るための準備が始まります。その際に卵巣や子宮に軽い痛みを感じます。引っ張られるような痛みや少し鈍い痛みなどがあります。この痛みは大抵の場合少し横になると治まり、又少し痛いな~という感覚があります。
人によっては強く痛みを感じることもありますが出血などの症状がない場合にはあまり神経質に考える必要はありません。
二つ目は下痢や便秘による腹痛です。妊娠初期の症状で便秘や下痢を経験する人は少なくありません。妊娠により腸が圧迫されることや分泌されるホルモンの作用で下痢や便秘が起こることが多いです。
三つ目は流産や切迫流産による腹痛です。この場合には生理痛を重くしたような鈍痛や強い痛みを感じます。出血を伴うことも多いので強い痛みに加えて出血の症状などが見られた時にはすぐにお医者さんに行くことをおすすめします。
4つ目はその他の病気の可能性です。上記に当てはまらない病気が原因で起こる腹痛の時には妊娠が進むにつれて症状が酷くなっていきます。妊娠初期から始まった腹痛の症状が日に日に強くなってくる時には早めに病院に受診する必要があります。
腹痛が起こったときには
妊娠初期の腹痛は軽い生理痛のような痛みであることが多いので腹痛を感じた時には安静に過ごす必要があります。安静にしていても強い痛みがあり耐えられないような時には出血などがなくても安心の為に受診するのも一つです。
妊娠をするとホルモンの分泌が増えることで普段とは違うことが身体の中では起こっています。赤ちゃんをお腹の中で育てる為の空間も必要ですし赤ちゃんへ栄養を送るパイプなども必要になります。子宮を伸ばして空間を作るのですから痛みを感じるのも当然なのです。
不安は痛みを強く感じさせてしまうこともありますので、軽い腹痛を感じた時には赤ちゃん迎える準備が始まったな~と明るい気持ちを持つことも大切なことです。
絶対に注意をしないといけないこと
妊娠初期に起こる腹痛は妊娠を知る前に起こることもあります。妊娠初期の腹痛は生理痛ととてもよく似ているので、普段から生理痛が酷く早めに痛み止めを使用する人は注意が必要です。
妊娠初期は赤ちゃんの身体のベースが作られる大切な時期ですので、そのような時期に痛み止めなどの強い薬を飲んでしまうと良くありません。痛みなどを使用する際には絶対に妊娠の可能性がなく、きちんと生理が来てからの使用をおすすめします。
妊娠初期の腹痛で痛みが強いものや出血、レバーのような血のかたまりが出た時、そしてつわりの症状が急に無くなった時には流産の可能性が高いので早めに受診してください。
ナプキンや下着に出血が付いている時には受診の際に持っていくことをおすすめします。妊娠初期には1割以上の人が流産を経験しています。意外に高い確率で突然起こるものなので注意が必要です。
妊娠初期の腹痛はいつまで
妊娠初期の腹痛は妊娠が始まると案外早い段階で起こり始めます。4週目、5週目辺りをピークにその後1ヶ月も経てば徐々に痛みが治まってくることが殆どです。気付くと痛みが治まっていたということが多く、あまり気にせずに過ごしていると本当にあっという間に過ぎてしまうものです。
妊娠初期は気持ちと身体がまだ妊娠生活に慣れていない時期ですし、今まで感じたことのない症状がいろいろ出てきてしまうことも多く、とても不安でしんどい時期です。
どの症状も不快なものばかりなので辛いですが、妊娠生活の中で起こる症状が我慢できる程度のものなのか、横になっていると症状が落ち着いてきているのかも受診をする前のポイントになります。
過度な心配は要りませんが耐えられない痛みや不快感を伴う時には腹痛に限らずお医者さんに相談してみるのが1番安心です。
まとめ
妊娠初期によく起こる症状の一つである腹痛
妊娠初期の腹痛には種類がある
腹痛が起こったときには
絶対に注意をしないといけないこと
妊娠初期の腹痛はいつまで