お腹に新たな命が授かること、それを一番感じるのは実は 妊娠 初期 かもしれません。そして、その命を大切にするために、先に知っておくと良いこと、知っておいた方が良いことも実はたくさんあるのです。
でも不思議と学校では教えてもらうものではありません。ぜひこの機会にいろんなことを知り、気付くためにも普段のご自身の体の状態を知っておくことが大切です。
妊娠初期の兆候は、意外と身近に!
妊娠0週とは
妊娠すると、妊娠の経過を妊娠0週と表します。そして、意外と知られていないのは、妊娠はひと月前の生理開始日が、妊娠1日目となるのです。ですから、一般的に皆さんが妊娠に気づく時(次の生理予定日)には、すでに妊娠4週目ほどになっていることがほとんどなのです。
妊娠初期とは
妊娠中の期間は大きく3つに分けられます。そのうちの、妊娠1週~15週までを「妊娠初期」、妊娠16週~27週までを「妊娠中期」、妊娠28週~出産日までを「妊娠後期」とよびます。
また、最近では妊娠1週~3週までを「妊娠超初期」とよぶこともあります。一般的に、妊娠中期から安定期に入るといわれているので、実は妊娠初期こそ体を大切にしてほしいのです。
妊娠初期の兆候
とは言っても、妊娠初期(超初期)の兆候があるかないかは、人それぞれですし、感じ方や表れ方も違います。ここでは一般的に多くみられる兆候を紹介したいと思います。
生理が遅れる
これは、だいたいの皆さんが経験し、この頃に妊娠が発覚することが多いです。しかし、排卵日のずれや体調不良などで生理が遅れることもあります。
着床出血
排卵日に排卵し、見事、選ばれた精子と出会い着床をしたとき、人によっては「着床出血」という、ほんの少しの出血がおこることがあります。この出血も人それぞれで、おりものと混ざる程度のものだったり、生理終わりくらいの量だったり、そして色も赤や茶色の人と様々です。
つわり
実際にこの時期からつわりが始まる人もいます。つわりも、テレビドラマで見るような炊飯器からの蒸気で吐き気をもよおすと言うものばかりでなく、いつもより眠くなる、何か無性に食べたくなる、イライラしやすくなる、疲れやすくなる、など種類も実は様々なのです。
妊娠によってホルモンの状態が変わって起こる現象でもあるので、挙げた以外にも何となくいつもと様子が違った、なんて時は妊娠の可能性もあります。
足の付け根や恥骨、腰がときどき痛くなる
妊娠をすることで良く分泌されるようになると言われている、リラキシンというホルモンの影響もあって、足の付け根や恥骨、腰が痛くなることがあります。
リラキシンとは簡単に言うと体中の靭帯を緩めるという作用があります。そのため、これらの部位が体を支えることで痛みを感じます。この状態は妊娠初期によく見られる兆候の一つでもありますが、妊娠後期にもまた感じるようになる人が多くいるようです。
妊娠初期の兆候を知っておくメリット
先にもお話ししましたが、着床をした時点で妊娠は始まり、命は育っています。普段から飲酒や喫煙をされる方は、この機会に禁煙、禁酒のスタートをお勧めします。
ただ、これを見た頃にはもう遅い、たくさんタバコを吸ってしまっていたし、お酒も飲んでいた、と言う人も心配しないでください。
妊娠3週目までの飲酒や喫煙が赤ちゃんに影響が起こる可能性はほぼ無い(常識範囲内の量であれば)と言われていますので、これを見た時点から辞めても遅くありません。ぜひ、そのきっかけにもしてください。
妊娠検査の方法
検査の流れとしては、ご自身での妊娠検査薬を使用した妊娠検査、そして、陽性反応が出たので病院へ受診します。現在の妊娠検査薬は非常に感度が良いです。そのため、生理予定日3日以降ほどには反応を確認できるケースが多いです。
しかし、その頃はまだ妊娠4週目ほどです。その時期に産婦人科を受診しても、尿検査では反応がでますが、超音波検査では赤ちゃんを確認することはできません。また、妊娠検査は保険適応外なので自費精算になりますので、1万円~1万5千円ほどかかります。
せっかく受診しても時期が早すぎて確認できなかったとなると、費用がかかるだけでなく、「もしかしたら妊娠していないのか?」「子宮外妊娠なのか?」など、余計な不安が起こる可能性もあります。そのため、病院での受診は早くとも妊娠5週目以降(生理予定日1週間後ほど)をお勧めします。
まとめ
妊娠初期の兆候は、意外と身近に!
妊娠0週って?
妊娠初期とは
妊娠初期の兆候
妊娠初期の兆候を知っておくメリット
妊娠検査の方法