女性は下腹部からオリモノといった物質を分泌しています。これは、生理周期のホルモンの変化に合わせて状態などを変化させます。そのため、 妊娠 初期 の兆候をみわけるための指標となります。
今回は オリモノ の 臭い の変化についてご紹介します。
妊娠初期のオリモノの臭いに変化はある?
オリモノとは?
オリモノの役割としては、身体を細菌から守る、妊娠をしやすくするためのサポートをするといった女性にとってはとても大切な役割をしています。このオリモノは女性の生理周期に合わせた変化をしていきます。そして、妊娠をした場合にも変化をするといわれています。
では、妊娠をするとオリモノはどのような変化があるのでしょうか。
妊娠するとオリモノは臭くなる?
普段からオリモノは酸性のため、若干酸っぱい臭いがするといわれています。妊娠したことを身体が察知すると、臭いがきつくなることが多いといわれています。
これは、お腹のなかの赤ちゃんを守るために身体が細菌をやっつけようと酸性を強めるためと考えられています。ですが、この変化については、個人差が大きくあります。
妊娠している場合でも、臭いの変化はなく、むしろ反対に臭いが普段より弱まる方や無臭化する方もいらっしゃいます。これらは、妊娠によるホルモンの変化によって臭いが減る、もしくは無臭化になるといわれています。
このように、妊娠初期の身体の変化には個人差があります。妊娠初期の変化が大きくみられる方もいれば、なかなか大きく変化しない方もいらっしゃるため、妊娠することでオリモノの臭いが必ず強くなるとは限りません。
そのため、臭いの変化のみで妊娠を判断することには注意が必要です。妊娠初期になるとオリモノは臭い以外にもさまざまな変化を確認することができるので、そのほかの変化についても簡単にご説明しておきます。
オリモノの量の変化
妊娠初期になると、身体がお腹の中を清潔に保つためにはたらくため、オリモノの量が増えるといわれています。これは、ホルモンの変化が大きく関わっており、妊娠を継続させるためにオリモノをこれまでより多く分泌させようとはたらきます。
オリモノの状態の変化
普段のオリモノの状態は、生理周期に合わせて変化をしています。生理終了から排卵にかけて粘りが弱くなりサラサラした状態になります。
排卵前後には妊娠を助けるために少し粘りがでてきますが、排卵が終了することにより生理にむけて少しサラサラした状態に変化していきます。生理周期の途中で妊娠を身体が察知するとオリモノはサラサラな状態が続くようになるといわれています。
オリモノの色
最後に紹介するオリモノの変化としては、オリモノの色があります。普段は生理が近づいてくるにつれて白っぽい色に近づいていきます。もし妊娠をしている場合には、オリモノの色は全体的に色が濃くなるといわれています。
白や黄色、なかには茶色がかった色に変化するかたもいらっしゃいます。白や黄色が濃くなる場合には、ホルモンの変化が関係していますが、茶色がかった色になる場合には赤ちゃんのもとが子宮内に着床したさいに出血したものと思われます。
すべての色を比べるなかで、茶色がかった色のオリモノがみられた場合には妊娠している可能性が最も高いと考えられるといわれています。
ただし、茶色のオリモノが長い間続く場合や、色が濃くなる上にオリモノの状態がぽろぽろとした場合には感染症の可能性が考えられますのですぐに病院で検査をしてもらうことをおすすめします。
なかには薄いピンク色や赤色などの場合もあります。この場合は出血したばかりということを示す合図となるので、子宮がんやポリープなどの疑いがあります。この場合にもすぐに病院での検査をおすすめします。
まとめ
妊娠初期のオリモノの臭いに変化はある?
オリモノとは?
妊娠するとオリモノは臭くなる?
オリモノの量の変化
オリモノの状態の変化
オリモノの色