「妊娠したかどうか早く知りたい」、「市販の妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から使用可能と書いてある」、「普段の生活で妊娠がわかる情報ってないのかな」など、気持ちをそわそわさせて赤ちゃんを待っている方が沢山いると思います。
普段から 基礎体温 を測ることで、 妊娠 の可能性を逸早く知ることができるだけでなく、自分の身体の情報も知ることができます。
超初期の妊娠でも基礎体温の変化で知ることができる
基礎体温
朝目を覚まし、寝たままの状態で測定した、寝起き直後の体温のことです。普段から測っておくことで、生理周期、排卵日、ホルモンのバランスなど身体のあらゆる情報がわかります。
基礎体温は女性の生理周期によって、体温が低くなったり高くなったりします。低くなることを「低温期」、この低体温期から0.3~0.5度高くなることを「高温期」と言います。
基礎体温を測る
普通の体温計ではなく「基礎体温計」を使います。婦人体温計とも言われていて、36.00と小数点第二位まで表示されます。基礎体温計には【実測式】と【予測式】、2つのタイプがあります。
実測検温
舌の裏側に当てて体温を測ります。5分程動かずにじっと待つ必要があります。計測時間は少々かかりますが、正確な体温を知ることができます。水銀の体温計も実測式です。
予測検温
数十秒~1分と短い時間で計測ができます。測り終わって出たその体温から、過去に測ってきたデータを元に約10分後の体温を予測するのです。この測り方には誤差があることも。この誤差は、JIS規格で細かく定められた範囲内であり、説明書通りに測れていれば正しく測れます。
グラフの付け方
基礎体温は「基礎体温表」に記入しておきます。数字だけ把握しているよりグラフにする方がわかりやすく、変化にもすぐ気が付きます。基礎体温表はドラッグストアなどで購入、ネットからのダウンロードが可能です。
産婦人科を受診すれば基礎体温の測り方やグラフの付け方を教えてくれて、基礎体温表を貰うこともできます。
基礎体温は毎日測り続けるのが大切です。グラフを付け、体温を書き、その他自分の選んだ基礎体温表に沿って体調などを書き込むといいでしょう。自分ならではの工夫をして、楽しく続けられるようにするといいかもしれません。
妊娠を知るには
妊娠超初期(4週目まで)は市販の妊娠検査薬では反応が出ません。でも、妊娠しているのかどうかできるだけ早く知りたい、と気になる人は沢山いるはず。そのような時に活躍するのが基礎体温です。基礎低温の変化で妊娠がわかることがあります。
通常受精卵が子宮内膜に着床するのは妊娠3週頃です。最後に来た生理の初日を、妊娠0週0日と考えて、そこから4週間以内の基礎体温に注目してください。基礎体温は排卵日前が低温期になり、排卵日後に高温期になります。
普段はこの体温の波にあまり変化はありませんが、妊娠をすると高温期が長い間続くようになります。いつもは下がって上がる緩やかなグラフが、上がったまま2週間ほど経過しているとわかったら妊娠している可能性が高いということです。
妊娠超初期の高温期の途中で、急に体温が下がることがあります。「インプランテーションディップ」という現象です。これは個人差があり、必ず出る症状ではありませんし医学的にも証明されていません。
またインプランテーションディップがなくても、高温期が続いていれば妊娠している可能性が高いです。妊娠超初期を抜けた頃に産婦人科に受診しましょう。
コツコツと始めてみよう
毎日続けられるか不安な人、少し面倒と思っている人も中にはいるかもしれません。やらなければいけない決まり事のように考えると、途中でやめてしまう人がいます。自分を知るという意味で気楽に考え進めて行きましょう。
基礎体温表にはさまざまな種類があり、可愛い物、お洒落な物が沢山販売されています。簡単な日記を書くつもりで楽しく続けることができます。
まとめ
超初期の妊娠でも基礎体温の変化で知ることができる
基礎体温
基礎体温を測る
グラフの付け方
妊娠を知るには
コツコツと始めてみよう