妊娠初期・中期・後期などは妊娠週数・月齢によってわけられます。その妊娠週数はどのように計算すればいいのでしょうか?妊娠週数がわかると、お腹の中の赤ちゃんがどのように成長しているかもわかり、妊娠生活をより楽しむことができるようになります。
少し難しい 妊娠 週数の 数え方 ですが、わかりやすく説明していきます。
わかりやすい妊娠週数と月齢の数え方を知りましょう
妊娠週数・月齢とは
妊娠週数とは、妊娠の経過やお腹の中での赤ちゃんの成長の基準をわかりやすくするために作られたもので、妊娠周期とも言います。
妊娠週数は、カレンダーの週数とは違い最終月経の初日を妊娠0日として数え始めます。出産までの期間を7日で1週と数えます。また、月齢はこの妊娠週数を4週で1月として数えられます。
妊娠週数は、最終月経からの計算になるので、最終月経の日にちが曖昧であったり、生理周期が28日でなければ多少前後するので、妊娠8~11週目の頃は胎児の大きさなどをエコー検査で見て妊娠週数が変わる場合もあります。
妊娠週数と月齢はWHO(世界保健機関)でも「妊娠の正常持続日数は280日で、28日間が1月、7日間が1週」と定められており、日本だけでなく世界各国でもこれを基準として、妊娠週数や月齢があらわされています。
妊娠週数の数え方
妊娠週数は、妊娠が成立した日、いわゆる着床した日から数え始めると勘違いされやすいですが、妊娠週数の0日目は最終月経の初日になっています。
妊娠0~6日目、最終月経がはじまった日から1週間のこの期間を妊娠0週と言います。その後は、1週、2週と7日毎に妊娠週数を数えていきます。
妊娠週数は「満」で計算されているため、0から数え始める点に注意が必要です。
生理が遅れて、妊娠したかもしれないと気付いたときは、すでに妊娠4~5週目くらいになっていることになるので、病院を受診すると妊娠2ヵ月目に入っていることが多いです。
妊娠週数と出産予定日の関係
出産予定日も妊娠週数の数え方と同じで、最終月経の開始日から数え始め、最終月経開始日から40週0日を出産予定日として定められています。
自分の最終月経の開始日が曖昧であったり、生理周期が28日間でなければ出産予定日は多少前後するので、注意してください。
出産予定日はあくまでも目安で、出産予定日当日に生まれてくる赤ちゃんはごく稀です。妊娠週数37週~41週の間であれば正常な出産なので、予定日だと神経質になりすぎず、気楽に捉えていた方が良いでしょう。
妊娠週数でわける初期・中期・後期
妊娠中はわかりやすいように妊娠1~4ヵ月は初期、妊娠5~7ヵ月は中期、妊娠8~10ヵ月は後期と3つにわけられ、時期によってそれぞれ身体にあらわれる症状などが異なります。
妊娠初期は1~4ヵ月、妊娠0週0日~15週6日の期間のことを言います。このころはつわりや眠気などの妊娠初期症状があらわれます。お腹が出たり、胎動などの赤ちゃんを自分で感じられるのははまだ先ですが、妊娠初期は赤ちゃんの今後の成長にとても重要な時期です。
妊娠中期は5~7ヵ月、妊娠16週0日~27週6日の期間のことを言います。この期間は安定期とも言われ、つわりなどの症状が軽快し、身体が楽になってきます。お腹も少しずつ大きくなり、胎動が感じられるようになるので、自分のお腹で赤ちゃんが成長していくのを実感できる時期です。
妊娠後期は8~10ヵ月、妊娠28週0日~39週6日の期間のことを言います。お腹の中で赤ちゃんはどんどん成長して、両親の声が聞こえるようになっています。お腹も大きくなり、日常生活が大変になってきます。
妊娠36週0日~39週6日は臨月と言います。赤ちゃんがお腹の下の方に降りてくるので、頻尿などの症状があらわれたり、お腹が張ったりと出産に向けて身体の準備が始まります。
まとめ
わかりやすい妊娠週数と月齢の数え方を知りましょう
妊娠週数・月齢とは
妊娠週数の数え方
妊娠週数と出産予定日の関係
妊娠週数でわける初期・中期・後期