妊娠 をすると今まで好んで食べていた物が食べられなくなったり、苦手な食べ物が好きになったりします。さらに今まで普通に食べていた物が制限されてしまったりと、いろいろと変わっていくことがあるでしょう。その中でも多くの妊婦さんが「 辛いもの 」で悩んでいるようです。
今回は妊娠中に食べたくなる辛いものは赤ちゃんに影響はないのかについて説明します。
妊娠中に食べたくなる辛いもの!赤ちゃんに影響はない?
妊娠中に辛いものを食べるリスクとは?
妊娠中に辛いものを食べるとリスクがあるので紹介します。
1つ目は胃の荒れや胃痛です。辛いものには食欲を増す効果があります。しかし妊娠をしているとホルモンバランスが乱れているので刺激に弱く、辛いものを食べることで胃が荒れたり胃痛を引き起こしてしまう可能性があります。
2つ目は炭水化物や水分の摂取のしすぎです。辛いものを食べると辛さを和らげようと水分をついついたくさん摂取してしまいます。妊娠中の水分摂取はむくみに繋がってしまいます。また、辛いものは食欲増進効果があるので炭水化物も摂りすぎる可能性があります。
妊娠中の体重の増加は赤ちゃんを出産する時に難産になったりとリスクが高くなってしまいます。気をつけましょう。
辛いものと塩分の関係とは?
「辛いものを食べすぎるのは良くない。」と昔から言いますが、これは塩分と非常に深い関係があるのです。実は辛いものには塩分が多く含まれています。
例えばカレーにはお玉1杯で約2gの塩分が入っています。レトルトのカレーとなると塩分量はもっと増加することになります。妊娠中の1日に摂取して良い塩分量はわずか7gです。辛いものを食べてばかりいるとあっという間に摂取量以上の塩分を摂ってしまうことになります。
妊娠中に塩分を多く摂取すると高血圧になったり妊娠高血圧症候群の可能性も高くなります。
辛いものは赤ちゃんに影響する?
わさびや唐辛子、胡椒や七味などは適度な量であればお腹の中の赤ちゃんには全く影響はありません。辛いものを食べることで母体や胎児への影響は全くないと言われています。かえって我慢してストレスが溜まってしまうより、食べた方が良いと言われています。
しかしあくまでも適度な量を食べるようにしましょう。辛いものは塩分が多いので、過剰摂取は妊娠高血圧症候群を引き起こしてしまいます。
辛いものはマイナスだけでなく嬉しい効果もある。
辛いものを食べることで嬉しい効果もあります。
1つ目は冷えを防いでくれます。辛いものには体を温める発汗作用があります。体の内側から体を温めることは妊娠中に必要なことです。また辛いものを食べて汗をかくことで代謝が良くなり体の毒素も排出されていきます。
2つ目は便秘の改善です。妊娠中のトラブルで多いのが便秘です。辛いものを食べると刺激により腸の動きが活発になります。そのため便秘の妊婦さんは辛いものを食べることで便秘が改善されることもあります。上手に食事の中に辛いものを取り入れてみると良いでしょう。
胃腸の調子が悪い時は控えましょう。
妊娠中はホルモンバランスが乱れるので体もどんどん変化していきます。ホルモンバランスが乱れると胃腸の調子も悪くなる原因となります。胃腸の働きが弱くなっている時は辛いものを食べるのは控えるようにしましょう。
胃腸が弱り気味の時に辛いものを食べると胃腸障害を引き起こしたり、痔になる可能性があります。胃腸が気になった時は刺激の強い辛いものではなく、刺激の弱いものを食べるようにしましょう。
妊娠中は辛いものを食べても問題はありません。ただし、食べる量は適量です。食べ過ぎではなく適度な量を守りましょう。
まとめ
妊娠中に食べたくなる辛いもの!赤ちゃんに影響はない?
妊娠中に辛いものを食べるリスクとは?
辛いものと塩分の関係とは?
辛いものは赤ちゃんに影響する?
辛いものはマイナスだけでなく嬉しい効果もある。
胃腸の調子が悪い時は控えましょう。