なかなか 妊娠 しないけど、不妊検査でも特に異常なところは見当たらない。そういう場合、原因を突き止めるのがなかなか難しいわけですが。
1度原点に立ち返ってみて、ご自身の生活を見直していただくと、思わぬ理由が見つかるかもしれません。それが気づかない間に蓄積しているストレスだったりします。
妊娠の確率を上げるためにはストレス解消法が不可欠
ストレスが体に与える影響
精神的ストレス、肉体的ストレスさまざまに存在しますが、人間は嫌なことやつらいことを感じると、それを何とか押さえこもうとします。そこで、本能と理性との間に発生するのがストレスです。
理性が勝って、押さえこむことに成功すると、物事を(嫌々ながら)続けることができるわけですが、それは人間の心身に負荷をかけて無理やりすすめていくことになります。
この時に「副腎皮質刺激ホルモン」というものを脳が分泌します。
これは体の中でブドウ糖を作りエネルギーに変えていくものですが(だから無理やりエネルギーを作るわけです)、その分泌が長くなると脳や体の免疫機能が低下してしまいます。
体力だけでなく、精神力も消費して物事に立ち向かう結果がストレスとなって表れていると考えてください。
当然、ストレスが強いと脳や免疫機能が低下するので、うつ病になったり病気になりやすくなったりするというこが起こります。
抗ストレスの力には限度がありますので、誰でもそれを超えてしまうと、一気にダムが決壊するように体や心が壊れてしまいます。限界まで頑張らないことが大切です。
ストレスで不妊になる原因
それではなぜストレスで不妊になってしまうかといいますと、上記の副腎皮質刺激ホルモンの分泌と女性ホルモンなどの性ホルモンや性腺刺激ホルモンの分泌系統がかぶるんですね。
従って、ストレスへの対処=副腎皮質刺激ホルモンのために、妊娠に必要なホルモンが十分に分泌されなくなってしまうのです。
これによって排卵障害や生理不順といった現象が起きてしまいます。ホルモン分泌が原因なので根本的な原因の除去=ストレス解消が不可欠というわけです。
これは女性だけではなく男性も同じで、ストレスがあると精子の働きが弱くなってしまうだけでなく、勃起が弱くなってしまうなど行為そのものが難しくなってしまうということも起きてしまいます。
女性ホルモンを増やすことはストレス解消以外でも可能ではあります。サプリメントを服用したり、食事に気を使うなど方法はさまざまにありますが、根本的にはこの「副腎皮質刺激ホルモン」系の分泌を抑えないと解決しません。
従って、男女ともにストレスが少ない生活が妊娠のためには必要だといえます。
ストレス解消法について
このように、ストレスを解消することが必要なわけですが、この方法は個人個人さまざまです。ある人にとってのストレス解消法が別の人にはかえってストレスになってしまうということもありえます。
ただし、何らかの方法でストレスを開放してあげることは必要になります。一般的には運動をすればいいといわれていますが、それも個人差があります。
妊娠にとって好ましいストレス解消法というのは特に存在していません。ただし、何らかの方法でストレス解消を見つけないと不妊につながるかもしれません。
いちばんよくないのは、「妊娠しなくちゃ」とプレッシャーを感じる、与えることです。これがまたストレスになり、負のループを生んでしまいます。
妊娠は前向きな努力が必要ですが、焦りと義務感はかえって遠ざけてしまいます。そこを注意したいものです。
赤ちゃんが欲しいという思いが強すぎるとそれがストレスになって不妊になってしまうという難しいパラドックスが発生してしまいます。気楽にご夫婦で愛し合う中で妊娠できればこれがいちばんいいということですね。
まとめ
妊娠の確率を上げるためにはストレス解消法が不可欠
ストレスが体に与える影響
ストレスで不妊になる原因
ストレス解消法について