妊娠中にどうしても避けられない症状の1つに吐き気があります。 吐き気 は 妊娠 初期だけではなく、人によって個人差がありますが中期や後期まで続く人もいます。
妊娠中に避けられない悩みでもある吐き気の解消方法について詳しく説明します。
妊娠中に避けられない悩み!吐き気の解消方法とは?
吐き気を感じるのはどうして?
妊娠中に吐き気を感じる原因は幾つかあります。
1つ目はホルモンのバランスです。胎盤が完成するまでにプロゲステロンと言うホルモンが体内に増えると吐き気を感じます。
プロゲステロンが過剰に増加する人は吐き気が長期に渡って治らなくなります。
2つ目は胎児の成長です。胎児が大きくなると胃が圧迫されて吐き気を感じる人がいます。
小柄の方や2人以上の妊娠の場合は子宮が大きくなり胃を圧迫してしまう原因となります。
3つ目は便秘です。妊娠後便秘になってしまう妊婦さんは多いです。子宮が大きくなると腸の働きも悪くなります。腸に便が詰まり、胃の状態が悪くなります。
便秘の場合は産婦人科で下剤を処方してもらうと吐き気がおさまります。
妊娠中の吐き気はいつからいつまで?
早い人は着床してからすぐにつわりなどの吐き気の症状を感じます。時期は生理予定日近くとなります。
吐き気を最も感じる時期は妊娠6週目前後で、生理予定日で言うと、生理予定日から2週間前後です。
安定期におさまる人もいれば、妊娠後期まで吐き気が続く人もいます。吐き気にはかなり個人差があり、出産まで全く感じない人もいます。
多くの方が少しずつ吐き気がおさまってきます。無理をしないでよく休んで過ごしましょう。
簡単にできる吐き気対策は?
簡単にできる吐き気対策を紹介します。
1つ目は食事量を数回にわけることです。気持ち悪い時はご飯の匂いだけでも食欲がなくなってしまいます。
小さく握ったおにぎりやサンドイッチなどを常備置いておいて食べられそうな時に小分けにして食べることで吐き気が和らぎます。
2つ目は休息をストレスを溜めないようにしましょう。吐き気がある時は無理は禁物です。
ストレスも吐き気の原因となるのでよく休み、ストレスを溜めないようにしましょう。
3つ目は締め付けの強い下着をつけないようにすることです。締め付けの強い下着は血行を悪くしてしまいます。
血行が悪いと体のホルモンバランスが崩れ、余計に吐き気を悪化させます。マタニティ下着をつけましょう。
吐き気を抑える薬を飲んでも良いの?
吐き気がするからと言って市販薬を飲むことは危険です。妊娠中の吐き気は病気ではないために治す薬はありません。
病院に相談するとつわりの悪化を抑えるビタミン剤や弱った胃腸を活発にするメトクロプラミドなどが処方されます。
メクトロプラミドは飲めないほど強い吐き気がある場合、点滴の処方を受けることがあります。
どの薬も産婦人科の先生に症状をきちんと相談してから処方してもらいましょう。個人の判断で飲むことはしないようにしてください。
こんな症状がでたら病院へ!
吐き気の原因と確実な対処方法はまだまだ不明な所もあります。
吐き気対策をいろいろと試してみても紹介する症状があらわれる場合にはすぐに病院を受診しましょう。
まずは朝から寝るまでずっと吐き続け、水分がとれなくなってしまった場合です。
朝から寝るまで吐き、水分がとれなくなった場合は脱水症状になっている可能性が高く、母子ともに危険です。
次は体重が5kg前後減って尿が出なくなった人です。体重が一気に減ることは胎児にも影響があるのですぐに病院を受診しましょう。
妊娠をすると多くの人が経験する吐き気は、妊娠が経過するごとに少しずつ症状が改善すると言われています。
吐き気が酷い時はすぐに休むようにし、食事は食べられる時に食べるようにしましょう。
また、水分がとれなくなったり異変を感じたらすぐに病院へ行きましょう。
まとめ
妊娠中に避けられない悩み!吐き気の解消方法とは?
吐き気を感じるのはどうして?
妊娠中の吐き気はいつからいつまで?
簡単にできる吐き気対策は?
吐き気を抑える薬を飲んでも良いの?
こんな症状がでたら病院へ!