排卵日は妊娠しやすいって聞くけれど、そもそも「排卵日」とは何なのでしょうか。何がどうなるから妊娠しやすいのか、あまり良くわからずに何となくの理解で終わっている人、とりあえず言葉だけ知っている人が多いはずです。
排卵日 とは何かを知ってより 妊娠 の確率を上げましょう。
排卵日は妊娠に大きく関係する
排卵日とは
子宮の両側には親指程の大きさで、アーモンドのような形をした臓器があります。これを「卵巣」と言います。この卵巣は卵子が育つ場所です。この卵子が毎月一つずつ卵管を通って子宮に行きます。それが行われる日を「排卵日」と言うのです。
どうして排卵日が必要なのか
卵管に送られた卵子がタイミングよく精子と会うことができると、受精し「受精卵」となります。受精卵になると子宮に着床し、上手くいけば妊娠できるのです。
妊娠するためには卵子が作られ、その卵子を卵管へ送り込む排卵日が必要だということです。
排卵日はいつなのか
排卵日がいつなのかを知るには、自分の生理周期を知りましょう。
生理周期は卵胞期、排卵期、黄体期、月経期の4つを繰り返し成り立っています。生理周期は27~35日が平均だと言われています。これは体調によっても誤差がありますので注意して下さい。
生理不順ではなく、だいたい周期が28日の人は一般的に、生理開始日の14日±2日前が排卵日になります。この排卵日の14日±2日後にまた生理が来ると言うことです。
30日の人は生理開始日から15日±2日前です。要するに、生理周期の中間頃に排卵日はあります。
排卵日の計算方法
排卵日をなるべく正しく知りたい人は、ネットで【排卵日チェッカー】を使って計算することができますが、計算式【オギノ式】を使って排卵日を知ることもできます。
オギノ式で計算する場合
受精卵が子宮内に着床しやすいようにしてくれるものを黄体と言いますが、この黄体の寿命は14日とされています。この14日を軸に排卵日を計算します。
生理周期の長さは個人差があり一人一人違いますが、黄体の寿命は大半の人が14日程です。ですから、例えば26日周期の人の場合【26日-14日=12日】で月経開始日の12日後が排卵日と言うことになります。
この式はあくまで予想であり、完全に一致するわけではありません。参考程度に利用して下さい。
基礎体温から計算する場合
これは基礎体温を毎日測っている方ができる計算です。
体温表のグラフを見ると低体温期があり、終盤に更に一段と体温の低い日があるはずです。その体温が「最低体温日」と言います。
今まではその最低体温日が排卵日と言われてきたのですが、エコー検査(超音波検査)が発達し排卵日を割り出すことができるようになると、この計算が正しくないことがわかりました。
その後「最低体温日の前日から4日間」と予想され、この期間に排卵が起こっている可能性が高いとされました。
確率は、最低体温日の前日は5%、最低体温日は22%、翌日40%、翌々日25%です。
排卵日検査薬
生理周期が安定していない生理不順の人の中には、排卵時期が予測できなくてなかなか妊娠できない人もいるはずです。そんな人におすすめなのが、排卵日検査薬です。
排卵日検査薬は尿に含まれるLH(黄体ホルモン)に反応します。
この検査薬は生理予定日の7日前から毎日1日1回使用し検査します。説明書通り正しく使用していれば、ほぼ100%の確率で排卵日がわかるとされているので、多少お金はかかりますが確実な日を知りたい人は試してみると良いかもしれません。
排卵日を知って妊娠を目指そう
妊娠に上手く繋がらない人も、排卵日を知ることで妊娠の確率が高くなります。妊娠は体質もありますが、タイミングも大事です。自分の排卵日を知って妊娠を目指しましょう。
まとめ
排卵日は妊娠に大きく関係する
排卵日とは
どうして排卵日が必要なのか
排卵日はいつなのか
排卵日の計算方法
排卵日を知って妊娠を目指そう